園子温監督が近未来のトーキョーを舞台に、ストリートギャングたちが大暴れする姿を描いた『TOKYO TRIBE』。「世界初のバトル・ラップ・ミュージカル映画」をうたった本作の大ヒット御礼トークイベントが9月13日に渋谷シネクイントで行われ、予定されていた窪塚洋介と一緒にサプライズで叶美香も登壇した。
・[動画]鈴木亮平「言いたのは1つ。世界よこんな映画が作れるなら作ってみろ!」/『TOKYO TRIBE』初日舞台挨拶
完成作について叶は「いまだかつてないほどエンターテインメント性の高い作品になったと思います。一見、ストーリーが全くないのですが、すごくピースフルでハートフルなメッセージが込められていると思います」とコメント。
窪塚も「本当に“怪物”ができたな、と。台本を読んだ時点ではわからなかったけれど、できあがりを見てみるとこれまで見たことのない感覚になるようなものができたのかと思い、本当に嬉しいです」と語り、客席に「どうでしたか?」と呼びかけると、「サイコー!」という返事が返ってきた。
また、ハマり役と言われた“ンコイ”を演じたことについて窪塚は「もともと最近こういう役が多いと思っていたんです。そんな育ち方してないんですけどね、本当は。まっすぐに育ってきたつもりだったんですけど、そういう感覚をみんなが僕に持っているんだろうなというのがヒシヒシと伝わってきたので、これはもう全うするしかないな」と語ると、「もともと原作を読んでいて、すごく人気があったし、すごくストリートの匂いがプンプンしていたマンガでした。まさか10年、20年経って自分がンコイを演じられる日が来るとは。お母さんごめんねって思いました」と話し、笑いを誘った。
一方、撮影現場の様子について叶は「いろんな方がいらっしゃって、異空間のようでした」と明かし、窪塚も「めっちゃ異空間だったよね。ラッパーがいて、美香ちゃんのような人がいて、しょこたんがいて、竹内力さんがいて、カオスって感じでした」と異色のコラボでありながらもエネルギーに満ちあふれた現場の様子を振り返った。
最後の挨拶で叶は「みなさんいろんな感想がおありだと思います。いろんな意味が込められた映画、とてもピースフルな映画だと思いますのでいろんな方に紹介していただければと思います」と語ると、窪塚は「さすがです。このバトル・ラップ・ミュージカルを捕まえて『ピースフル』とは」と叶を褒め、「こんな時代になってしまいましたけど、こういう映画でエネルギーを、バイブスを、熱量を、自分のなかに取り込んでサバイブして行きましょう! みなさんもTOKYO TRIBEです」と映画をアピールしていた。
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