大泉洋が監督のこだわりに応えイケメンを追求!? 自己ベストは出せた！

2014.10.01

左から三島有紀子監督、大泉洋、安藤裕子と、共演した犬のバベット（オールド・イングリッシュ・シープドッグ）くん

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2012年1月に公開され大ヒットを記録した『しあわせのパン』のスタッフが、今度は北海道・空知（そらち）地方のワイナリーを舞台におくる『ぶどうのなみだ』。この映画の公開直前イベントが9月30日にスペースFS汐留で行われ、大泉洋、安藤裕子、三島有紀子監督が登壇した。

・［動画］この記事の動画（大泉洋、安藤裕子、三島有紀子監督／『ぶどうのなみだ』公開直前イベント）

この日は朝11時から並んだ熱烈なファンもいたそうで、そう聞かされた大泉は感激した様子で「今日の11時から並んだ方は？」と客席に視線を送り、見つかると「あらー、ちょっとお小遣いあげてくれる」と話し笑いを誘った。

一方、安藤は「不慣れな演技だったんですけど、監督にすごく優しく指導していただいて。雨降らしのシーンではあまりに寒くて『死ぬ！』と言ったら、（監督から）死んじゃえばいいじゃんとも言われました」と爆弾発言。すると監督が横から「ごめんなさい」と謝りつつも、「（安藤が）もう死ぬ死ぬと言うから、（じゃあ）30分後に死んで」と答えたと真相を明かし、再び会場を沸かした。

今回、大泉が演じているのはストイックにワイン作りに挑むアオという青年の役。印象に残っていることを聞かれると、「三島監督は景色を本当に美しく撮りますし、料理も美味しそうに撮ります。ワインの注ぎ方ひとつにもこだわって撮る方ですから、私の顔にもこだわってしまうんですね」とコメント。

続けて「でも、これは非常に難しいんですよ。私は頑張ってやってはいるんですが、共演者とご飯を食べに行くこともあれば、お酒を飲むこともある。そうすると若干、次の日に顔がムクむこともある。みんながわかるほどではないのに」と話すと、監督が「いやいや、ムクみ過ぎですよ」と突っ込み。

大泉は「ムクむな、喰うな、飲むなみたいなことを言うので、でも、そういうわけにもいかないし。だから僕、現場では（ムクみを取るために）走っていましたよ。ムクまないようにするためにストイックに頑張りました。そのストイックさがスクリーンに出ています」と語ると、ちょっと期待させすぎたと思ったのか「あんまりハードルをあげすぎて、『これが？』みたいに思われるのもイヤですけど。言っても（ベースは）僕の顔なんで。でも、僕史上キレイに撮ってくれた作品と言っていいでしょう。自己ベストは出せたと思います」と話し、会場を沸かせていた。

『ぶどうのなみだ』は10月4日より北海道先行公開。10月11日より全国公開される。