17歳の新星・黒島結菜を抜てき!『ストレイヤーズ・クロニクル』
ベストセラー作家・本多孝好の同名小説を映画化する『ストレイヤーズ・クロニクル』。瀬々敬久監督がメガホンをとるこの映画で、主人公の昴(スバル)を岡田将生が演じるほか、染谷将太、成海璃子、白石隼也、清水尋也、俊太郎、鈴木伸之、瀬戸利樹、伊原剛志、石橋蓮司、豊原功補らの出演がすでに発表されているが、今回新たに黒島結菜(くろしま・ゆいな)が抜てきされたことがわかった。
・岡田将生、瀬々監督からいきなり「脱いで」と言われてビックリ!
本作は、1990年代はじめに秘密裏に行われた実験により特殊な能力をもって生まれて来た若者たちの群像劇。2種類の実験によって生まれた2組の若者たち。そのうちの1組は、視力・聴力・筋力などを異常発達させられた昴(岡田将生)らで、彼らは異能力の代償として「破綻」と呼ばれる精神崩壊の危険を抱えており、「破綻」解消のカギを握る衆議院議員外務副大臣・渡瀬(伊原剛志)からの裏の仕事を、渋々ながらも引き受けていた。そんな時、渡瀬を狙う殺戮集団“アゲハ”が現れる。アゲハもまた異能力者たちだった──。
黒島が演じるのは、岡田演じる昴と敵対するアゲハのメンバーで、通常の人間には聞こえない高周波を発射して捜敵するレーダー能力を持つ碧(アオイ)役。戦闘能力は極めて低いが、他のメンバーにはない能力を有する希望の存在だ。
その黒島は本作について「原作者・本多孝好さんの作品は短い期間に2回目で、前回の家族の絆を描いている作品とは全く違う話だったので楽しみにしていました。私の演じる役(碧)は、皆の希望であり複雑な想いを抱えている子で、感情を台詞ではなく表情で演じるのがすごく難しいので大丈夫かなって不安でした。でも撮影が始まってみると、瀬々監督からのアドバイスが具体的だったので演じやすかったです。共演者の方々は、ほとんど皆さん年上で、優しく気遣っていただいて、クランクアップは名残惜しさで一杯になりました。私を選んでいただいたことに感謝して、監督が描いているものに応えられるように精一杯頑張っています」とコメント。
そんな黒島について瀬々監督は「黒島さんはオーディションに参加してくれたのが、最初の出会いです。何より後でその記録映像を見た瞬間にこの子だと思いました。映像での映りが群を抜き出ていたのです。まだまだ成長過程の女優さんだと思いますが、撮影現場でもアップになると、ある独特のオーラを発します。その強さは相当なものです。黒島さんは良い意味で、久しぶりの映画発信からのアイドルとなるのではないかと密かに期待しています」と絶賛している。
黒島は1997年3月15日生まれの17歳。みずほ銀行ワールドカップCMやdocomoのCMなどで鮮烈な印象を残す注目の新人で、次々と大手企業のCMを獲得し、多くのクリエイターからネクストブレイク間違いなしとされている期待の星。同じく、本多孝好氏原作の映画『at home』に出演するほか『ストロボ・エッジ』『あしたになれば。』の劇場公開が控えている。
『ストレイヤーズ・クロニクル』は2015年全国公開となる。
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