ベネディクト・カンバーバッチ、他者には真似できないオリジナリティが素晴らしい!

ベネディクト・カンバーバッチ
ベネディクト・カンバーバッチ

先週、かねてから交際中だった舞台演出家の女性と婚約を発表したベネディクト・カンバーバッチ。突然のタイミングにも驚かされたが、それ以上に世間をビックリさせたのが、新聞紙上の告知欄での報告という発表手段だった。

ベネディクト・カンバーバッチがニコ生のファン書き込みに大喜び

5日(現地時間)、イギリスの「タイムズ」紙上の告知欄に「ミスター・B・T・カンバーバッチとミス・S・I・ハンター」とベネディクトとお相手のソフィー・ハンターの名前が書かれ、以下のような文が続いた。「ロンドン在住のワンダとティモシー・カンバーバッチの息子・ベネディクトと、エディンバラ在住のキャサリン・ハンターとロンドン在住のチャールズ・ハンターの娘・ソフィーの婚約をお知らせします」

2009年に映画『Burlesque Fairytales(原題)』で共演して知り合った2人は、その後しばらくは友人同士だったようだ、ベネディクトは10年間交際していたオリヴィア・プーレットと2011年3月に破局、その後はデザイナーのアンナ・ジョーンズ、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で共演したアリス・イヴなどとも交際のうわさがあったが、今年6月にテニスの全仏オープンをソフィーと一緒に観戦しているのを目撃され、交際が明らかになった。

大ヒットしたテレビシリーズ『SHERLOCK シャーロック』」のクールなシャーロック役で、世界中に熱狂的なファンがいるベネディクト。パパラッチばかりか、一部のファンからストーカーまがいの追っかけ行為(自宅近くのビルからプライベートの様子を観察され、SNSで実況中継されたことも)をされることに辟易としている彼は、SNSのアカウントは敢えて作っていない。

以前から、群がるパパラッチに対して「もっと重要なことを世界に伝えろ」と手書きした紙を掲げ、フード付きジャケットとサングラスで抵抗したり、誕生日にプレゼントやカードが殺到したときも「僕に費やす時間やエネルギー、お金や気持ちを、ほかの人にも向けてくれませんか?」とファンにメッセージを伝えるなど、信念を貫くスタイルで知られている。

今夏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)のためのチャリティ「アイス・バケツ・チャレンジ」にも挑戦し、ネットを使ったコミュニケーションも必要や意義に応じて使っている。

結婚や出産の発表は、代理人を通じてや、昨今ではツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のアカウントを使って思い思いのスタイルで公表するのが主流だが、クオリティ・ペーパーの告知欄という古風かつオーソドックな発表は、いかにも彼らしい選択だ。

無闇に騒がれたくはないが、だからといってコソコソ隠れたくもない。公私両方の部分に折り合いのつく方法で、誰もが「いかにも彼らしい」と納得する形を考え出す。他者には真似できないオリジナリティには感心するばかりだ。

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