トップ・ファッション誌「VOGUE JAPAN(ヴォーグ ジャパン)」がその年に活躍した女性たちを称える授賞式が行われ、女優の杏、米倉涼子、黒木華、写真家・映画監督の蜷川実花らが登壇した。
・黒木華が日本人最年少でベルリン映画祭銀熊賞受賞「実感はまだあまりない」
今年輝いた女性たちに贈られる「VOGUE JAPAN Women of the Year 2014」に選出されたのは女優の黒木、スノーボードアルペン選手の竹内智香さん、脚本家の中園ミホ、モデルの松岡モナら。
一方、雑誌創刊15周年を記念して設けられた「VOGUE JAPAN Women of Our Time」は時代を象徴する女性たちを称える賞で、杏や蜷川、米倉をはじめ、キャスターの国谷裕子、ミュージシャンの椎名林檎、女優・モデルのTAOが選出された。
映画『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞した黒木は、「このような賞をもらえると思っていなかったので、すごく光栄です」と喜び、「女性は、こういう風に素敵な洋服を着させてもらったりとか、髪の毛をいじってもらったりできるので嬉しいです」と斬新ファッションの感想を吐露。「女性に生まれて良かったなと思います」とコメントした。
一方、NHK連続テレビ小説『花子とアン』脚本も手がけた中園は「脚本家というのは本当に地味な仕事です。このようなキラキラした照明を当てていただいてクラクラしております」とコメント。「この歳(55歳)で徹夜を何十回もして本当にきついなと思っていたのですが、このような晴れがましい賞をいただけるならまた来年も頑張りたい」と語った。
2度目の受賞となる杏は「2006年に賞をいただいて、それからまた少し時を経て、このような賞を再びまたいただけることは嬉しく思っています」、同じく2度目の受賞の米倉は「実は第1回に賞をいただいたことがあります。こうやってまた改めて賞をいただけたことで、歳を重ねていくことにもすごく生きがいを感じます。さらに綺麗になりたい、いきいきしていたいという思いがあるので、前向きな姿勢で生きていけたら良いなと思います」と抱負を語った。
また国谷は「ここ数年番組(『クローズアップ現代』)のなかで、女性こそもっとも埋もれた資源である、もっともっと社会が良くなるためには女性が活躍できるようになったり、女性の貧困がなくなっていかなくてはいけないとずっと伝えてきたので、そうして伝えてきた私がこの賞をいただけたということは、本当に嬉しいことです」と語り、蜷川は「デビューすることもすごく大事なのですけれども、同じようなテンションでずっとものを作り続けることが一番難しいことだと思っています。これから先も同じようにずっと作り続けていけたら」と仕事への意気込みを語った。
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