ティム・バートン監督最新作『ビッグ・アイズ』の日本版予告編が解禁された。
本作は、バートン監督自身も耳を疑ったという、実在のゴースト・ペインターの物語。ポップアート全盛期の1960年代アメリカで、大きな瞳をした「ビッグ・アイズ」シリーズの絵は空前の大ブームになり、これを描いたウォルター・キーンは一躍時の人になるが、実はビッグ・アイズを描いていたのはウォルターではなく、その妻マーガレットだったというもの。
妻のマーガレット・キーン役には『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたエイミー・アダムス。事件の鍵を握る曲者の夫ウォルター・キーン役を『ジャンゴ・繋がれざる者』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツがつとめる。
ビッグ・アイズのヒットでマーガレットとウォルターは大金持ちになるが、マーガレットにとってそれは、娘や自分をも欺き続けることを意味していた。予告編では、夫ウォルターに自分の魂でもあるビッグ・アイズを奪われようとしているマーガレットが、教会で「娘に嘘をつきました」と真実を告白しようとする姿などが映し出される。
一方、「今さら無理さ」とうそぶき、自分が画家のように振る舞う夫は、裁判の場で「供述はデタラメだ」と吠え、知人に「妻は錯乱している」と語る場面なども登場。
ウォルターとマーガレットを演じた2人は、先日発表された第72回ゴールデングローブ賞で主演女優賞と男優賞に揃ってノミネート。賞レースの行方にも注目だ。
『ビッグ・アイズ』は2015年1月23日より全国公開となる。
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