大島優子が『テケテケ』(09年)以来6年ぶりに実写映画の主演をつとめる『ロマンス』が今秋劇場公開されることがわかった。脚本・監督を手がけるのは『ふがいない僕は空を見た』『四十九日のレシピ』のタナダユキで、同監督にとっては『百万円と苦虫女』以来7年ぶりのオリジナル脚本作になる。
本作で大島が演じる北條鉢子は、ロマンスカーで車内販売を行うアテンダント。小田急電鉄新宿駅を起点に箱根へと向かい、ひょんなことから大倉孝二扮する“怪しい映画プロデューサー”との箱根珍道中へと巻き込まれていくというロードムービーだ。ロマンスカーの回送電車を借り切って行われた車中撮影を始め、小田急電鉄による全面的な協力体制にも恵まれ、2014年11月13日に無事クランクアップ。現在、最終的な仕上げ段階に入っているという。
大島は、出演オファーが来たときの感想を聞かれ「主演ということで不安な気持ちになったのですが、監督がタナダさんと聞き、一気に喜びに変わり、楽しみな気持ちが日増しに大きくなりました」とコメント。「以前からタナダ監督の作品が好きだったこともあり、脚本から見えるタナダワールドに引き込まれました。絶対に面白いものにしたい!と強く思いました」と脚本を読んだときの感想を述べている。
また、共演の大倉孝二については「芝居をしている時、それ以外のところでも私を寛大に受け止めてくれました。そして、お芝居で“遊ぶこと”を教えていただきました。この作品のパートナーが大倉さんで良かったと心から思っています」と語っている。
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