青年海外協力隊を題材とした映画『クロスロード』の制作発表記者会見が1月26日に青山ダイヤモンドホールで行われ、本作が映画初出演にして初主演となるEXILEの黒木啓司、渡辺大、世界一有名なコスプレイヤーのアローディア、すずきじゅんいち監督が登壇した。
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ボランティア活動に懐疑心をいだきながらも、熱いハートを持ち揺れ動く隊員の沢田樹を演じる黒木は「映画が初めてなので、気合いを入れてやりたいと思います。監督が実際に青年海外協力隊をやられているので監督にお話を伺いながら役に生かせたらと思います」と挨拶。
ボランティア精神の塊で理念が先に出てしまう羽村和也を演じる渡辺は、自身の役柄について「ボランティア精神より理念が先に出てしまい、答えが見つけられない青年です。一生懸命悩みながら、いい作品にしたいと思います」と意気込みを語った。
沢田が赴任先のフィリピンはマニラで「ボランティアとは何か?」と自問自答をするきっかけを作ったフィリピン女性のアンジェラ役に扮したアローディアは「初めての日本映画なので、すごく楽しみです。青年海外協力隊とフィリピンのことを多くの人に知ってもらいたいと思います」と話し、久しぶりに劇映画のメガホンをとるすずき監督も「ここ10年近く、ドキュメンタリー映画を撮影していたので、劇映画は久しぶりです。みなさんに楽しんでもらえる作品にしたいと思います」と意気込んだ。
また黒木は、映画デビューで初主演なことについて「緊張感がありますね。この作品が今までと違う等身大でできる役で、自分と役柄の真っ直ぐな部分が似ていると思いました。しっかりそれをぶつけていきたい。EXILEで行った震災のボランティア活動を通して感じたものを役に生かしたいです」とコメント。EXILEのほかのメンバーの反応については「最近はドラマも、みんなに見てもらっているけれど『気張らず、自分の良さを出してこい』と言われました」と振り返った。
一方、英語のセリフに関しては「たまに勉強をしていますが、これからも英語の勉強をしたいと思います。ただ、僕の役としてはそこまでうまくない役なので……」と黒木。これに反応したのが渡辺で、「問題は僕なんです(笑)。英語で芝居をしたことが何回かあるんですが、今回も何とかなるだろうと思っています!」と話していた。
本作の撮影は4月よりフィリピンでスタート。日本では岩手県などでの撮影が予定されており、公開は11月予定となっている。
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