西炯子(にし・けいこ)の同名人気コミックを映画化した『娚の一生』。この作品の舞台挨拶が2月4日に大阪ステーションシティシネマで行われ、豊川悦司と廣木隆一監督が登壇した。
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豊川と廣木監督がタッグを組むのは『やわらかい生活』(06年)以来8年ぶり。久しぶりに一緒に仕事をした感想を聞かれた豊川は、「監督には絶大な信頼を寄せているので、この映画の責任はすべて廣木監督にあります(笑)。大好きな監督さんで、今回も廣木監督がメガホンをとるということで『ぜひ』とやらせていただきました」と回答。
自身の年齢と同じ52歳の主人公・海江田醇(かいえだ・じゅん)を演じた感想については「西炯子さんの原作ファンの方もたくさんいらっしゃるので、なるべくそのイメージを壊さないように、いろいろ考えたところもあるだけに、納得していただけると嬉しいです」と話し、本作で初共演した榮倉の印象については「すばらしい女優さんで、彼女がつぐみでなければ、僕も海江田さんを演じることができなかったと思います」と答えていた。
一方、榮倉との仕事は『余命1ヶ月の花嫁』以来となる廣木監督は「すごく大人になってましたね。でも子どもの部分がある性格は変わらないので、それがうまく作用してつぐみというキャラクターを作ってくれたと思います」と振り返った。
また、関西出身の豊川は、関西弁の役であることについて聞かれ「そこが海江田さんと共通するところだと思いますが、僕自身大阪を離れて結構経つので、自分の関西弁が大丈夫かなと思い、撮影中は昔の上方漫才の音源を聞いたりしてましたね。海江田さんの関西弁は、今の若い人がしゃべる関西弁とはまた違うと思うので」とコメント。
今はあまり関西弁で話さないのかと突っ込まれると、関西弁のイントネーションで「そんなことはないんですけど…。今日は名古屋と大阪で取材を受けていたんですが、インタビュアーの方が関西弁だと、段々うつってきますね」と答えた。
これに「でしたら関西弁で行きましょうか(笑)。でも大阪もずいぶん変わりましたよね。びっくりされませんでした?」と振られた豊川は、関西弁で「大阪駅のあたりとかはびっくりしましたね。この大阪ステーションシティシネマも新しいんですよね。僕の知ってる梅田が表参道になってしまったんか!? と思いました。でも歩いてる人がみんな関西人丸出しだったんで、ああ、関西やなと」と続け、笑いを誘っていた。
『娚の一生』は2月14日から全国公開となる。
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