【今週見るならこの映画!】ホワイトデーに見たい・見せたい「お返し映画」

『イントゥ・ザ・ウッズ』
(C) 2015 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.
『イントゥ・ザ・ウッズ』
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ホワイトデーの今週は、「お返しに映画はいかが?」とばかりに話題作が続々登場。ディズニー映画の『イントゥ・ザ・ウッズ』やベネディクト・カンバーバッチの『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』、恋愛映画『ストロボ・エッジ』ほか、さだまさし名曲を映画化した『風に立つライオン』など、義理チョコすらもらってない身分で「お返し映画」を5本ピックアップ。

『イントゥ・ザ・ウッズ』3月14日公開
〈メリル・ストリープ、ジョニー・デップらが紡ぐ、おとぎ話のその後の物語〉
中学生からおじいちゃんまで迷えるデート難民の救世主とくれば、誰もが楽しめるディズニー映画。本作も「赤ずきん」や「シンデレラ」、「ラプンツェル」など誰でも知っているおとぎ話のその後を描くミュージカルというから誘いやすさも抜群。さらに、先月公開した『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』に続いてジョニー・デップがオオカミ役で出演するのもポイントだ。プロモーションで来日した魔女役のメリル・ストリープをして「オオカミの唸り声やジャズの歌い方も混ぜ込んでいてとても感動したし面白かった」と言わしめたデップ。同じく来日した赤ずきん役で13歳のリラ・クロフォードは、撮影中に大量の葉っぱを頭からかぶってしまうも「オオカミの長い爪を付けたまま1枚1枚葉っぱを取ってくれて、『ジョニー・デップが今わたしの髪から葉っぱを取ってる!』って忘れられない思い出でした』とメロメロだったとか。

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』3月13日公開
〈ベネ様、天才数学者に扮す〉
海外ドラマ「SHERLOCK」のシャーロック・ホームズ役で女性ファンを中心に人気に火が付き、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のミステリアスなヒールから『ホビット』シリーズの竜(声)まで幅広く活躍しているベネディクト・カンバーバッチ。本作では天才数学者アラン・チューリングに扮し、実話を基に第2次世界大戦下のイギリスで解読不可能と言われたドイツの暗号エニグマの解読に挑む姿を描く。ハラハラしつつもグッと心を掴まれる展開は見ごたえあり! が、お相手が“ベネ様“と目をハートにさせるタイプなら諦めてレトロファッションに身を包んだキーラ・ナイトレイで目の保養しよう。

『ストロボ・エッジ』3月14日公開
〈福士蒼汰&有村架純で描くピュアなラブストーリー〉
福士蒼汰に有村架純と爽やか&清純な最旬コンビで人気少女漫画を実写映画化したラブストーリー。学校中の女子憧れの男子・蓮に恋した仁菜子の恋を描く。仁菜子を演じるにあたりトレードマークのロングヘアをバッサリと20センチ切って臨んだ有村は、「実際に切ってみると気持ちもさっぱりしたし、役として自分の容姿を変えるアプローチをできたのが新鮮で嬉しかったです」とのこと。ちなみに、タイトルの意味は「恋をした時の眩しくて強い想い」を瞬間的な激しい光の「ストロボ」に、「そんな想いが胸に突き刺さる様子」を「エッジ」に置き換えているそうだ。

『ジェサベル』3月14日公開
〈ホラー好きに告ぐ、アメリカにホワイトデーはない!?〉
バレンタインだろうがホワイトデーだろうがクリスマスだろうがホラーは見たい。ましてや彼氏&彼女も同じ想いだったら運命を感じずにはいられない!? そんなカップルにおすすめなのが、『ソウ』シリーズの監督と『パラノーマル・アクティビティ』シリーズの製作スタッフが組んだ本作。事故で夫とお腹の子どもを失った失意の主人公が、亡き母の残した不吉なビデオメッセージを見たことをきっかけに次々と不可解な出来事に襲われる。主人公が車いすという設定で、逃げられない怖さもアップ! ちなみに、バレンタインを舞台にしたホラー映画に『血のバレンタイン』やリメイクの『ブラッディ・バレンタイン 3D』、『ルール』の監督が手掛けた『バレンタイン』があるように、ホワイトデーを舞台にした映画はないのかと思って調べたらアメリカにはホワイトデー自体ないようでした……。

『風に立つライオン』3月14日公開
〈“表”三池崇史監督の感動ヒューマンドラマ〉
『極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)』『新・仁義の墓場』など女子禁制・バイオレンスてんこもりな作品を撮り続けてきた鬼才・三池崇史監督作品が手掛けたヒューマンドラマ。いったいどんな内容かと思いきや、こちらはお子様も安心『忍たま乱太郎』も手掛けた“表・三池崇史監督“バージョンの感動作だ。ケニアへ派遣された日本人医師が、少年たちまでもが戦いにかり出される過酷な状況を目の当たりにしつつ、心と体に傷を負った患者たちに向き合っていく姿を描く。ヤクザもエログロもないが、人の“生”に対するメッセージが胸を打つ。主演の大沢たかおのほか、石原さとみや真木よう子らが出演。ちなみに、来年は人気漫画の映画化で人類と進化したゴキブリがバトルする『テラフォーマーズ』も控えているので、“裏・三池崇史 監督”が見たい人はしばし待て!(というかこっちがそもそも“表“か)

(文:中村好伸)

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