第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されている『海街diary』。この映画で4姉妹を演じる綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと是枝裕和監督がカンヌ入りし、5月14日に開かれた同作のフォトコールと記者会見に臨んだ。
綾瀬はスパンコールをあしらった花柄の白のドレス、長澤はスタイルのよさを活かしたタイトな淡い紫色のドレス、夏帆は色鮮やかなプリントのボリュームスカートがポイントのドレス、広瀬は淡い水色の清楚なドレスに身を包み、まずはフォトコールに臨んだ4人。世界中から集まったスチールカメラマンの前で笑顔を浮かべた。
続いて行われた記者会見では、『そして父になる』に続いてのカンヌコンペ部門出品となる是枝監督が「(カンヌは)映画の作り手としては特別な場所なので、続けて呼んでいただけることはとてもありがたいです。ですが、それが自分の中で当たり前になってしまうのは怖いなという気持ちも半分あります」と身を引き締める発言。
続けて「ここは来る度に自分の映画がどうこうじゃなくて、映画という100年以上続いてきた文化の中に自分が身を置いていてることをすごく誇りに思ったり、自分が次に何に向かうべきかということを考える時間を与えてくれる素敵な場所。そんな場所にこの4人と一緒に来られたことを、今回はとても誇らしく思います」と語った。
一方、女優陣はそれぞれフランス語で自己紹介した後、「古き良き日本の暮らしや、移り変わる日本の四季をぜひ見てください」(綾瀬)、「この映画は女性の美しさが描かれている作品。私が思ったのは、監督が女性に対してすごい愛情や尊敬の念をもってくれていること。女性ってすごいなってこの作品ですごく感じました。そんなところを見ていただけたらと思います」(長澤)。
「この映画には食べるシーンがたくさん出て来るんですけど、4人で食卓を囲んでいるシーンはどのシーンもすごく印象に残っています。何気ない朝食のシーンだったり、引っ越しそばのシーンだったり、鎌倉名物のシラス丼をみんなで囲んで食べたりと、どのシーンもすごく好きですね」(夏帆)、「日本の四季や、そのなかで4姉妹が強く生きていく姿など感じるものがたくさんあります。それをみなさんに見て欲しいと思って、すごくドキドキしています」(広瀬)と話していた。
『海街diary』は6月13日より全国公開となる。
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