(前編)東宝VSディズニー、軍配はどちらに? 生田斗真の潜在能力に期待!

#週末シネマリサーチ

『予告犯』
(C)2015映画「予告犯」製作委員会  (C)筒井哲也/集英社
『予告犯』
(C)2015映画「予告犯」製作委員会  (C)筒井哲也/集英社

【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜

週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?

5月30日〜5月31日のランキングは、園子温監督最新作『新宿スワン』が当欄予想通り初登場1位を獲得。『シンデレラ』のV6を阻止した。見立ての20万人には一歩届かなかったが、全国320スクリーンで動員17万5000人、興収2億5000万円を記録した。

今週は、東宝の『予告犯』、ディズニーの『トゥモローランド』などがトップを狙えそうなポテンシャルを秘めている。特に東宝&生田斗真の安定感は、圧倒的な強さで皐月賞・日本ダービーの2冠を制したドゥラメンテ級か。分析していきたい。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)

[今週の上位ランキング予想]
◎『予告犯』(東宝)
○『トゥモローランド』(ディズニー)
▲『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(KADOKAWA)
△『おかあさんの木』(東映)
×『トイレのピエタ』(松竹メディア事業部)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)

◎【1位予想】『予告犯』
筒井哲也の人気コミックを、映画『奇跡のリンゴ』の中村義洋監督、生田斗真、戸田恵梨香出演で実写化。ネット上の動画サイトで、犯罪予告を行い実行する集団「シンブンシ」と、警視庁サイバー犯罪対策課の刑事たちとの攻防を描く。

東宝&生田斗真の安定感は抜群。公開初週の週末動員の数字を見ると『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』(14年)が全国293スクリーンで20万9000人、『脳男』(13年)が全国302スクリーンで土日祝の3日間で22万7000人、アスミックエースとの共同配給だった『僕等がいた』前後篇(12年)が共に約300スクリーンで、前篇が22万7000人、後篇が24万2000人、『源氏物語 千年の謎』(11年)が全国414スクリーンで12万8000人、『ハナミズキ』(10年)が全国310スクリーンで動員30万1000人を記録している。

『源氏物語 千年の謎』はやや間口が狭い印象で、数字を落としているが、それ以外は恋愛もの、バイオレンス、ヤクザもの……ジャンルを問わず20万人は超えている。4月21日の完成披露試写、5月12日には、「予告」“飯”クッキングイベント、直前の6月1日には大阪道頓堀で約5000人を集めたイベントを敢行。共演の鈴木亮平、濱田岳らも人気でキャスト的にも動員を後押ししそう。約320館での公開。25万人ぐらいは叩き出したいところだ。(後編へ続く…)

(後編)東宝VSディズニー、軍配はどちらに! 生田斗真の潜在能力に期待!

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