【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
10月24日から10月25日のランキングは三谷幸喜監督最新作『ギャラクシー街道』(東宝)が、全国439スクリーンで公開され、週末土日動員19万9000人、興収2億7000万をあげ初登場1位。三谷監督作品V5を達成した。しかし、過去4作品で初週土日動員35万人を切っていなかった三谷作品が、19万人という数字は正直物足りない。今後どこまで数字を伸ばせるか……。当欄5位予想の『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』は5位、7位予想の『トランスポーター イグニション』は6位という結果だった。
今週は、現在5作品連続初登場1位を記録しているガリバー東宝が放つ『俺物語!!』、ファンタジーエンターテインメント『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』(ワーナー)などが上位を狙える作品か。
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『俺物語!!』(東宝)
○『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』(ワーナー・ブラザース)
▲『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』(東映)
△『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』(松竹)
*『WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』(日活)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【1位予想】『俺物語!!』
「別冊マーガレット」で連載中の人気少女コミックを鈴木亮平主演で映画化。恐るべき身体能力で男子には絶大な人気を誇るが、いかつい顔面を持つため女子には恐れられている男子高校生が、一目ぼれした女子高生へピュアな想い抱き、純愛を貫く姿を描いた物語。
最近、高校を舞台にした少女コミック原作の実写映画化は絶好調。東宝配給の『アオハライド』(14年)は全国295スクリーンで初週土日動員21万人、興収2億4000万、『ストロボ・エッジ』(15年)が全国294スクリーンで初週土日動員28万6000人、興収3億3000万、現在公開中の『ヒロイン失格』(ワーナー)が全国268スクリーンで初週土日22万4000人、興収2億6000万と軒並み好スタートを切っている。
上記作品は比較的ストレートな恋愛ものだが、本作は主役が男で、かつ“高校生らしくないいかつい顔面”という売りなだけに、やや趣が違う。主人公コンビは鈴木亮平&永野芽郁。男子が福士蒼汰、東出昌大、山崎賢人、女子が有村架純、本田翼、桐谷美玲と“さわやか”が似合うこれまでのキャスト勢とも、様相が異なる。その辺りがどこまで支持されるかという不安材料はあるが、物語自体の“純度”という意味では、上記3作と比較しても一番かもしれない。“胸キュン”要素は満載で原作も人気。15万-20万人は外したくないところだ。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)『俺物語!!』公開!少女コミックの実写映画化大ヒット旋風に乗れるか!?
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