性的快感めぐる冒険、運命の恋…3人の少女たちの成長描いた青春映画に共感!
#アーム・ミロノフ#アッリ・ハーパサロ#エレオノーラ・カウハネン#ガール・ピクチャー#フィンランド映画#リンネア・レイノ#映画
第95回アカデミー賞国際長編映画賞部門のフィンランド代表に決定
北欧発“ジェネレーションZ”のみずみずしい⻘春映画『ガール・ピクチャー』より、本ポスターとシーン写真を紹介する。
・いまや男女平等先進国のフィンランドで、かつて男性社会の偏見に疲れ貧困にあっても自由な絵心を忘れなかった“女流”画家がいた!
第38回サンダンス映画祭でワールドシネマドラマ部門観客賞受賞に加え、第95回アカデミー賞国際長編映画賞部門フィンランド代表に決定。子どもと大人のはざま、17歳から18歳に差し掛かる3人の少女ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日で、ミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋をし、ロンコは未知の性的快感を求め冒険する。
最初の金曜日。クールでシニカルなミンミ(アーム・ミロノフ)と、素直でキュートなロンコ(エレオノーラ・カウハネン)は、同じ学校に通う親友。放課後はスムージースタンドでアルバイトしながら、恋愛やセックス、そして自分の将来についての不安や期待にまつわるおしゃべりを楽しんでいる。
そんな中、「男の人と一緒にいても何も感じない自分はみんなと違うのでは?」と悩み続けていたロンコは、理想の相手との出会いを求めて、果敢にパーティーへと繰り出す。一方、ロンコの付き添いでパーティーにやってきたミンミは、大事な試合を前に、プレッシャーに押しつぶされそうなフィギュアスケーターのエマ(リンネア・レイノ)と急接近する――。
ポスターは“たった3度の金曜日”で人生を変えることになる3人の少女たちが、真っ直ぐに前を見据えながらフレームに収まった表情を切り取ったもの。添えられたキャッチコピー「どんなあなたも、愛してる」を体現するような、意思の強さを感じさせると同時に、多感で多彩な10代の気持ちを表すような美しいグラデーションカラーが印象的だ。
シーン写真は4点。パーティへ出かける前に友人とメイクアップを楽しむ様子や、スムージースタンドでの放課後アルバイトの時間など、いずれも10代の少女たちのたわいもないけれど2度と戻らない美しい日常風景を切り取っている。
主人公たちは自身のセクシュアリティや恋愛指向にあえて名前を与えてはいないが、ヘテロセクシュアル(異性愛)やシスジェンダー(割り当てられた性別と性自認が一致している人)を前提とせず、むしろそれぞれに異なる恋愛指向があることを当たり前とする。
同性同士で深い関係になるミンミとエマも、アセクシュアル(他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱かないセクシュアリティー)の可能性があることに悩むロンコも、果敢に自分自身を追求し、感情やセクシュアリティーについて語ることを恐れない。
かつて女性軽視のニュアンスで使われることもあった、“ガール”という言葉を女性たちが自らの手で取り戻したように、3人のガ ールの物語は、流動的で、たくましく、まぶしいほどエネルギーに満ちている。
『ガール・ピクチャー』は4月7日より全国順次公開される。
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