7年ぶりに故郷に帰ったモヒカン息子が、父親の病気が発覚したことから家族とともにドタバタを繰り広げる様子を描いた笑って泣ける『モヒカン故郷に帰る』。この映画が北イタリアの都市ウディネで開催中の第18回ウディネ・ファーイースト映画祭で、現地時間4月29日19時30分(日本時間4月30日午前2時30分)からヨーロッパ・プレミア上映され、主演の松田龍平と沖田修一監督が舞台挨拶を行った。
沖田監督作品はこれまでに同映画祭で、2012年『キツツキと雨』、2013年『横道世之介』、2014年『滝を見にいく』と3本が上映されており、本作が4本目。その沖田監督と松田はともに初のウディネ・ファーイースト映画祭参加とあって、1200人満員で埋め尽くされた会場は熱気ムンムン。2人が登場すると盛大な拍手が沸き起こった。
今の気持ちを聞かれた沖田監督は「ありがとうございます。興奮しています。過去に自分の作品をこの映画祭で上映していただきましたが、来られなくて、ずっと来たかったんです。やっと来られて嬉しいです」と挨拶。松田は「チャオ!ボナセーラ!グラッツェ!(こんにちは&こんばんは!ありがとうございます!)。ウディネは初めて来ましたが、早速おいしいごはんと素晴らしい景色を楽しませていただいています。みなさんぜひ映画を楽しんでお帰りください」と呼びかけた。
上映終了後にはスタンディングオベーションが起こり、われんばかりの拍手に包まれた本作。
上映を終えた感想を聞かれた沖田監督は「ホッとしています。お客さんがわっと湧いた瞬間もあって楽しかったです」と話し、松田も「楽しかったです、最高の時間を過ごすことができて、ありがとうございます」とコメント。また、松田から「スタンディングオベーションは初めてですか?」と聞かれた沖田監督は「初めてです。だから、どうしたらいいかわからなかったです!」と答えていた。
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