東出昌大が羽生善治役、本人に借りた眼鏡かけてのなりきりぶりに現場驚き！

2016.06.17

羽生善治（左）と羽生役を演じる東出昌大（右）
(C) 2016「聖の青春」製作委員会

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『聖の青春』追加キャスト。左上から時計回りに染谷将太、リリー・フランキー、竹下景子、北見敏之、安田顕、柄本時生、筒井道隆
(C) 2016「聖の青春」製作委員会

100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖（さとし）。病と闘いながら将棋に全人生を賭け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、松山ケンイチ主演で描いた『聖の青春』の追加キャストが発表となり、聖の最大のライバルである羽生を東出昌大が演じることが発表された。

・松山ケンイチ、29歳で亡くなった実在の天才棋士演じる！映画『聖の青春』

実在し、かつ、今なお棋界の頂点で活躍する羽生という難しい役どころを演じるに当たって、東出は精神・肉体面の両方からアプローチ。劇中の“羽生メガネ”は、羽生が1996年に史上初となった七大タイトル戦七冠独占達成時に実際にかけていたものを、東出が本人から譲り受けたもの。

徹底した羽生研究を行い、羽生本人と瓜二つの姿で撮影現場を驚きの声に沸かせた東出。中でも、村山聖（松山ケンイチ）vs羽生善治（東出昌大）の対局で、演じる2人が実際の棋譜を覚えての2時間半に及ぶ長回し撮影に挑んだ緊迫感＆臨場感溢れるシーンは本作最大の見どころだ。

また、10代の聖を大阪に引き取り、共同生活をしながら彼を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー。母・村山トミ子役に竹下景子。弟弟子・江川役に染谷将太。ほかにも安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆ら個性溢れるキャスト陣が脇を固める。

本作への出演に東出は「とにかく素晴らしい原作と脚本で、現場に入る前からこの作品に携われることに大きな幸福感と闘志を抱いていました」とコメント。役づくりについては「まず、羽生さんが七冠を獲った頃に、実際にご本人がお使いになられていた眼鏡をご本人からお借りできたことが、大変有り難く、幸運でした。あとは全て『見てからのお楽しみ』です」と答え、村山役を演じた松山との共演については「元々、尊敬する大先輩だったので、松山さんとのお芝居の中で過ごせた時間が自分の宝になりました」と話している。

『聖の青春』は2016年秋に全国公開となる。