ギャラ値上げのため!? 差別暴行を自作自演した米俳優のありえない動機

#ジャッシー・スモレット

ジャッシー・スモレットのTwitterより
ジャッシー・スモレットのTwitterより

米・シカゴ市警察は20日(現地時間)、人気ドラマ『Empire 成功の代償』に出演している俳優のジャシー・スモレットを虚偽の通報容疑で訴追したと発表した。

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同性愛者であることを公表しているアフリカ系のスモレットは先月、2人組の男から同性愛者差別や人種差別的な暴言を吐かれたうえに、何らかの化学物質をかけられ、首にロープをかけられるというヘイトクライムの被害に遭ったと通報していた。

だが事件直後から、容疑者とされたナイジェリア人の兄弟にスモレットが金銭を支払って依頼した“ヤラセ”疑惑が浮上、兄弟に事情聴取をしたところ、スモレットが3500ドルで襲撃を依頼してきたと白状した。

事実無根として兄弟の言い分を真っ向から否定していたスモレット側だが、シカゴ警察のエディ・T・ジョンソン警視は20日、「この発表は、(スモレットが)人種差別の痛みと怒りを利用し、キャリアを大きく広げようとしたことを明らかにします」と発表した。自身もアフリカ系である警視は「なぜ、特にアフリカ系アメリカ人の男性が首にロープをかけるというシンボリズムを用いて、偽の通報をしたのか」と怒りをあらわにしながら発表した。

シカゴ市警とFBIの捜査に発表によると、スモレットはナイジェリア人兄弟に3500ドルを支払ってやらせの襲撃を実行したのは「自分のギャラが安すぎるから」という動機だったという。