100万ダウンロードを記録、話題のBLコミックを実写映画化!

#ボーイズラブ#元ネタ比較

『性の劇薬』
(C)2019 フューチャーコミックス
『性の劇薬』
(C)2019 フューチャーコミックス

原作と映像化された作品を、重箱の隅をつつくように細か〜く比較する【元ネタ比較】。今回は衝撃のBL話題作を映画化した『性の劇薬』を原作と徹底比較!

【元ネタ比較】『性の劇薬』1
過激すぎる内容に果敢に挑戦

「過激なBLを敢えてR18+で実写映画化!」「原作コミックは東京都条例の不健全図書指定に!」などなど、かねてから業界でも話題だった『性の劇薬』が公開される。水田ゆき原作によるBLコミックの実写映画化だ。

「誰もしていない新しいことをやろう!」業界をザワつかせた大胆すぎる挑戦とは?

原作は「性の劇薬〜淫らに開発される身体〜」という扇情的なサブタイトルがつく電子コミックで累計100万ダウンロードを記録し、紙の単行本「性の劇薬」は「ピアス」というレーベルから発刊されている。

「ピアス」は過激さを売りにしているBLコミックのレーベルで、この紙の単行本が東京都条例の不健全図書指定にされたのだ。発売禁止になったわけではないが、この指定を受けると書店では18禁の棚に並ぶことが多い。逆にそこまで過激にエロいというお墨付きを得たと言える。

この過激な原作を電子コミックの出版社であるフューチャーコミックスが製作段階からR18+で実写映画化したのが『性の劇薬』だ。エリートサラリーマンだった桂木誠が謎の男・余田龍二に監禁されることから物語は始まる。

仕事もプライベートも順風満帆だった桂木だが、不運に見舞われて人生転落し、酔った勢いのまま自殺を試みる。そこへ「捨てようとするなら…その命、俺に寄こせ」という言葉と共に現れた余田に救われる桂木だが、目覚めた瞬間から余田による容赦のないSM調教の日々が始まる…。(2へ続く…)

2「売りにするだけはある熱量高いシーンの数々に不安も一掃」に続く…