人気BLコミックを実写映画化した『性の劇薬』が2020年7月14日よりNetflixにて独占先行配信がスタートする。
・「誰もしていない新しいことをやろう!」業界をザワつかせた大胆すぎる挑戦とは?
『性の劇薬』は水田ゆき原作の同名のBL電子コミックを、原作出版社のフューチャーコミックスがR18+で実写映画化した話題作だ。ミュージカル「テニスの王子様」などの北代高士と『カイジ ファイナルゲーム』などの渡邊将が文字通り体当たりの熱演を見せている。
広告代理店に勤務する桂木誠は、仕事もプライベートも完璧な人生を送っていたが、ある時状況が一変して全てを失ってしまう…。絶望感に打ちひしがれた桂木は、酔った勢いままにビルから飛び降りようとする。しかし、謎の男・余田龍二が現れて「捨てようとするなら…その命、俺に寄こせ」という言葉と共助けられる。桂木が目覚めると手枷を付けられてベッドの上。そうして徹底調教の日々が始まる…。
原作は過激なBLコミックではあるのだが、過激なだけじゃなくシリアスな人間ドラマでもある。“性”を感じることによって“生”の希望を見出すさまを描いていた再生の物語なのだ。そのためにもごまかして描くのではなく、真っ向から描くことはとても重要で、敢えてR18+で実写化された。
客層はメインのBL好きの女性層に加えて、男性のシネフィルの方からLGBTQの方など、非常に幅広い層が劇場に足を運んだのだとか。原作ファンはもちろん、原作未読の観客やBLファンでない観客にも好評を博した。
実際に筆者が劇場に見に行った時も、女性客を中心に男性のひとり客や男性の2人組も混じり、年齢もさまざま。劇中に登場した小道具の展示物を男女入り混じって観察し、オープンな雰囲気が居心地良かったのが印象的だった。
動画配信ではひとりで、あるいは仲間と自宅で見ることができる。遠くて劇場に行けない方や劇場に行く勇気はちょっと…という方も気軽に見られるのがいい。すでに劇場で見た方ももう一度じっくりと見てみてはいかがだろうか?(文:矢野絢子/ライター)
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