『アイス・エイジ』が3億8300万ドルの大ヒット
『アイス・エイジ』シリーズの製作で知られるアニメスタジオ、ブルースカイが4月に閉鎖されることが、エンタメ情報サイト「Deadline.com」の報道で明らかになった。スタジオの広報はDeadlineに対し「昨今の経済状況の下、熟慮を重ね、ブルースカイ・スタジオでの映画製作を終了する難しい決断に至った」とコメントしている。
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ブルースカイは87年にクリス・ウェッジ監督らによって設立。97年に20世紀フォックス傘下のVFX会社が株式の過半数を取得。その後、20世紀フォックス・アニメーションに衣替えし、クリス・メレダンドリ(『怪盗グルー』を製作するイルミネーション社長)が社長に就任する。02年に初の長編アニメ映画『アイス・エイジ』を製作し、世界で3億8300万ドルの興収をあげる大ヒットを記録した。以後、『アイス・エイジ』シリーズ5作、『ロボッツ』『I LOVE スヌーピー THE PEANUT MOVIE』など計13本を製作。世界であげた総興収は59億ドルにのぼる。
ブルースカイは20世紀フォックス・アニメーションの傘下にあるが、19年3月にウォルト・ディズニーが20世紀フォックスを買収。ヒット作に恵まれていなかったブルースカイの再建に乗り出した。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの社長アンドリュー・ミルスタインがブルースカイの社長に就任。これまでトップを務めていたロバート・ベアード氏と共同で経営にあたっていた。昨年、ディズニーはコロナ禍でテーマパークを休業し業績が悪化。ディズニーにはディズニーアニメ、ピクサーと2つのアニメスタジオがあることから閉鎖に踏み切ったようだ。
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19年公開『スパイ in デンジャー』がブルースカイ最後の作品となった。なお、ブルースカイのライブラリー作品はディズニーに残る。
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