俳優の菅田将暉が3月29日、映画『キネマの神様』の完成報告会見に永野芽郁、山田洋次監督らとともに出席した。志村けんの遺志を継いだ沢田研二とダブル主演をつとめ、撮影所の助監督として青春の日々を送る若き頃のゴウを演じた撮影を振り返った。
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菅田将暉「山田監督がかける魔法の空気がすごい」
本作は、小説家・原田マハの同名小説を原作とするヒューマン・ドラマにして、松竹映画100周年記念作品。1950〜60年代の日本映画の黄金期と現代を舞台に、“映画の神様”を信じ続けた主人公・ゴウ(菅田)が時代を超えて織り成す夢と愛と奇跡に満ちた物語が描かれる。
長期の撮影中断を経て完成を迎えた本作。菅田は「この1年、色んなことがありましたが思い出の詰まった作品になりました」と言い、山田監督の映画作りについて「撮影のシステムが執念の塊のようでしたね。他の映画の現場とはまるで違う段取りになっていますし、時間の使い方も違いますし、山田監督が考え事をして1〜2時間立っていることもありました。それだけスタッフのことも信頼していますし、山田監督がかける魔法の空気がすごいなと思いました」と振り返った。
今回初めての山田組に挑戦した永野は、撮影所近くの食堂・ふな喜の看板娘である淑子を演じたことに言及して「毎日緊張と勉強の連続で、今までになかった経験ができました」と明かすと、山田監督から「本当に緊張していた?(笑)」とツッコミが入り、会場が沸いた。
イベントには野田洋次郎、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子も出席した。
『キネマの神様』は8月16日より全国公開。
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