『モンハン』は公開後3日間で約3億6000万円の好スタート
3月興行の1位は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。3月8日から公開され28日までに60.8億円をあげた。3作目『Q』(12年、53億円)を上回るシリーズ最高記録だ。
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19日からは、上映館で新たに描き下ろされたキャラクターが加わったポスターを掲出。27日からは、同ポスターのビジュアルを基とした入場者特典「シン・ポスタービジュアルカード」(A5サイズ/全国合計100万名)が配布された。28日には新宿バルト9で来場御礼舞台挨拶が実施され、全国334館へ生中継。主人公・碇シンジを演じる緒方恵美をはじめ、アヤナミレイ役の林原めぐみ、式波・アスカ・ラングレー役の宮村優子など総勢14名が登壇する豪華な顔ぶれで、全国の集客に一役買った。
シネコンでの上映回数は通常は1日5回のところ、公開直後は10回以上は当たり前。15回を超えるシネコンも多くあり、IMAX版、MX4D版、4DX版でも公開された。公開4週目となる29日には上映回数は減り、日本最大級の動員を誇るTOHOシネマズ新宿ではIMAXとMX4Dを含め10回上映された。
『シン・エヴァ』は公開後21日間で興収60.7億円。19年公開の『名探偵コナン 紺青の拳』は公開後24日間で72.7億円。4月からゴールデンウィークにかけての興収の伸び次第では、『コナン』の最終興収93.7億円に迫りそうだ。
2位は『奥様は、取り扱い注意』(6.4億円)。綾瀬はるかと西島秀俊が元特殊工作員と公安エリートの夫婦を演じた人気ドラマの劇場版。製作した日本テレビ系の『しゃべくり007』『1億人の大質問!?笑ってこらえて!』『ZIP!』といったバラエティ番組や情報番組に綾瀬や西島らが出演してPRに務めた。
3位は『ブレイブ 群青戦記』(6.2億円)。戦国時代にタイムスリップした高校生たちが生死を賭けた戦いに挑むマンガの実写映画化で、新田真剣佑が主演、本広克行が監督。
なお、日本発の人気ゲームをハリウッドで実写映画化した『モンスターハンター』は26日から28日の公開後3日間で約3億6000万円をあげる好スタートを切った。(文:相良智弘/フリーライター)
[2021年3月公開作ランキング]
1位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』60.8億円
2位『奥様は、取り扱い注意』6.4億円
3位『ブレイブ 群青戦記』6.2億円
(3月28日時点。ムビコレ調べ)
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