イギリスの住民からロケ撮影に「迷惑」の声
昨年、新型コロナウイルス感染が広がり始めた直後にヨーロッパで撮影が始まったトム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作。その後にパンデミックの影響で何度も中断を余儀なくされ、現在もまだ撮影は続いているが、イギリスでの撮影地で地元住民から苦情が寄せられているという。
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撮影隊は今週、イギリス北部のノース・ヨークシャーで列車を使用した大がかりなアクション・シーンを撮影していたが、今後、イギリス中部のダービシャーでのロケを予定している。同地の古い採石場にセットを設営したのだが、閑静な住環境が壊されるとして、地元住民の老夫婦が苦情の手紙を送った。
「ここは美しく、静かな地域です。それがクルーズさんと彼の撮影隊によって破壊されるのです。彼は私にとって何の意味もない存在です。私も夫も、もう46年も映画館に足を運んでいませんから」と80歳の女性は語った。夫妻は「このシーンはCGで制作した方が経済的で、迷惑もかけずにできる」と訴えていた。
他にも異議を唱える住民はいたが、ピークディストリクト国立公園局はこの申請を承認し、制作会社のジュピター・スプリングスは混乱を最小限に抑えることを約束した。
ノース・ヨークシャーでの撮影では、列車の上から足を踏み外して転落しかけたカメラマンをトムが咄嗟の判断で救出したという、危機一髪の出来事があったばかり。
トラブルが続く中、トムはまもなく現地入りして、3週間のリハーサルを重ねたのちに、大スペクタクルのアクション・シーンの撮影に臨む予定だ。
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