ディズニー、グループ総出でNetflixを猛追

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ロキ
『ロキ』
(C)2021 Marvel

グループ合わせた会員数は1億5900万人

5月13日(現地時間)、ウォルト・ディズニーは動画配信サービス「ディズニー+」の4月3日時点での会員数を1億360万人と発表。20年12月末から870万人増加した。

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昨年は『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ『マンダロリアン』がディズニー+のオリジナル作品として会員増に貢献したが、今年はマーベルのオリジナル作品が貢献している。

ワンダ(スカーレット・ウィッチ)とヴィジョンが主人公の『ワンダヴィジョン』が1月15日から配信され(全9話)、ファルコン(サム・ウィルソン)とウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)が主人公の『ファルコン・アンド・ウィンター・ソルジャー』が3月19日から配信された(全6話)。

今後もマーベルやスター・ウォーズのオリジナル作品の配信や、新作映画を劇場公開と同時に配信、ピクサーの新作映画を劇場公開せずに配信。ディズニー+の配信作品を充実させる。

<マーベルのオリジナル作品>
『ロキ』(6月11日配信)
アニメ『ホワット・イフ…?』(夏配信)
『ミズ・マーベル』(21年後半配信)
『ホークアイ』(21年後半配信)

<スター・ウォーズのオリジナル作品>

アニメ『バッド・バッチ』(5月4日より配信中)
『ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット』(12月配信)
アニメ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』(年内配信)

<劇場公開と同時にプレミアアクセス配信(追加料金)>
『クルエラ』(5月27日公開、28日配信)
『ブラック・ウィドウ』(7月9日公開・配信)
『ジャングル・クルーズ』(7月30日公開・配信)

<劇場公開せずに配信>
ピクサー新作『あの夏のルカ』(6月18日配信)

ディズニーは配信作品の拡充のためソニーピクチャーズと米国内での動画配信、テレビ放映権に関する複数年の契約を結んだ。22年~26年に劇場公開する作品を対象に、先にソニーピクチャーズと契約したネットフリックスでの配信後、ディズニーが所有する動画配信サービスのディズニー+やHulu、テレビチャンネルのABCやFXネットワークスで配信・放送する。過去作も対象に含まれており、早ければ6月からHuluでライブラリー作品が配信される。

ディズニーが所有するHuluは4160万人、ESPNプラスは1380万人の会員を獲得しており、ディズニー+と合わせると1億5900万人。ネットフリックスの会員数は3月末で2億764万人。ディズニーはグループをあげてネットフリックスを追い上げている。(文:相良智弘/フリーライター)