人類vs機械生命体サイロンの戦いを描いた人気SFドラマ『GALACTICA/ギャラクティカ』。このスピンオフ・ドラマ『GALACTICA:RAZOR/ペガサスの黙示録』の発売を記念した上映イベント&トークショーが、8月27日に新宿のバルト9で開かれ、『ヱヴァンゲリヲン』シリーズの庵野秀明監督と『日本沈没』の樋口真嗣監督が登壇した。
この日、2人はおそろいの『GALACTICA』Tシャツを着て登場。「宣伝なので、こういうのも着ています」と庵野監督が自らペアのTシャツ姿をアピールすると、「大人の事情です」と語り、笑いを誘っていた。
一方の樋口監督は、『GALACTICA』のイベントには今年1月に続いての登場。前回は、ブーマー役のグレース・パークの来日に合わせてのイベントだったが、この日も、登場するなり「ブーマーは?」と、グレース・パークのことを気に入っている様子。司会者から「残念ながら、今日はブーマーさん、いらっしゃらないんです」と言われた樋口監督は、隣に立つ庵野監督を見て、「背の高さは(ブーマーと)同じくらいなのに、髭の人になっちゃった」とボヤいていた。
この日、上映される『RAZOR/ペガサスの黙示録』を、トークショーのためにすでに見てきたという庵野監督は、好きなキャラクターにアダマ艦長を上げ、「船はやっぱり艦長です。『私の船』というセリフだけで、もうカッコイイ」と、宇宙船は艦長のものであると断言。司会者から「では、映画は監督のもの?」と聞かれると、「それは違います。映画は見た人のものであり、プロデューサーのものであり、スタッフやキャストのものでもある」と話していた。
一方の樋口監督が好きなキャラとして上げたのは、新キャラとなるペガサスの女性副艦長ケンドラ。「やっぱり、俺は白人よりかは同じ東洋人。東洋人ですよ」と強調し、「何で、今日、(この場に)いないんだっていうくらいストライク。不遜な態度で、ツンデレのデレがない、ツンだけタイプ」と語っていた。
すると司会者から、「前回のイベントのときにも思ったけど、樋口監督ってMですよね?」とのツッコミが。これに対し「違います」と力強く否定した同監督は、「強い女の人にいじめられたいのではなく、屈服させたい。……ゆがんでます」と話していた。
『GALACTICA:RAZOR/ペガサスの黙示録』は9月25日にDVDがリリースされる。
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