『プール』舞台挨拶で、小林聡美が伽奈のランニング姿を絶賛!
タイの古都チェンマイを舞台にした癒し系ムービー『プール』が9月12日の公開初日を迎え、キャストの小林聡美、加瀬亮、伽奈、もたいまさこと大森美香監督が、シネスイッチ銀座で舞台挨拶を行った。
ヒット作『かもめ食堂』『めがね』のスタッフ、キャストが結集した「癒し系第3弾」とも言うべき作品。この日はあいにくの悪天候にもかかわらず、満席続きの好調なスタートを切った。
「雨にも関わらず、こんなにたくさんのお客様にお越しいただきありがとうございます」と、感謝の意を示した小林。「私が演じた京子は、娘と離れて暮らす自分勝手な母親に見られがちですが、他人のことを思う優しさを持ち合わせた女性です」と役柄について語った。
一方、「自分勝手に見られがちな母親」を持った娘を演じた伽奈は、本作で映画デビュー。「とにかく緊張していますので、長い目で見てください。初めてのことばかりでしたが、みなさんがすごく優しくて、緊張しながらも安心するチームでした」と語っていた。そんな彼女について小林は、「初めての演技で、これまでの同じチームのキャストとスタッフに、新しい風を吹き込んでくれました。伽奈さんが動くたびにおもしろく、こんなにランニングシャツが似合ってしまう20代の女性はいないと思います」と評していた。
『めがね』にも出演した加瀬は、「このチームは、撮影がゆっくり進むので、1つのシーンを、スタッフみんなで見守っていることが印象的でした」と撮影を振り返り、「僕が演じた市尾という役は、不器用で人の思いに敏感な青年。その辺もくんで見てほしい」と話していた。
また、小林と同じ事務所に所属し、『かもめ食堂』『めがね』にも出演しているもたいは、「この映画の中で菊子という役を演じ、どこに菊子が結実されるのかが楽しみでしたが、タイに行って答えが見つかりました。理想の役を演じられたと思います」とコメント。
伽奈と同様、今回が初参加の大森監督は、「伽奈さんと同じように、私も初めての現場で緊張しましたが、撮影が進むにつれて馴染んでいく感じが良かったです。セリフが少ない映画ですが、その分、風や緑、音をゆったりした気分でお楽しみいただければ」と話した。
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