賛否両論の問題作『Antichrist』の過激性描写で観客が失神!
今年5月に開催された第62回カンヌ国際映画祭で上映され、シャルロット・ゲンズブールが女優賞を受賞した『Antichrist(原題)』。デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督の問題作で、カンヌでも賛否両論が巻き起こっていたが、10月2日にニューヨークで開かれたプレミアで観客が失神する騒ぎとなった。
性的にかなり過激で残酷とされているこの作品の上映中、シャルロットが相手役ウィレム・デフォーの男性自身を痛めつけるシーンで、男性観客の1人が痙攣(けいれん)の発作を起こし、失神してしまったのだ。場内には救急車を呼ぶ叫び声が飛び交い、一時、騒然となった。すぐに数人の警官が駆けつけたが、男性はその場で意識を取り戻し、大事には至らなかったという。
映画会社にとっては思わぬ宣伝効果をもたらした形となったわけだが、心臓の弱い人は鑑賞を見合わせたほうが懸命!?
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