9月19日に公開となった『カムイ外伝』の大ヒット御礼舞台挨拶が、10月15日に丸の内ピカデリー1で行われ、主演の松山ケンイチ、渡り衆を演じた森山開次と坂口征夫、崔洋一監督が登壇した。
この日、男4人の登壇となったことについて、崔監督は「なかなか叶わなかった男祭りがついに登場」と挨拶。続いて、坂口、森山を紹介すると、主役の松山を紹介せず「以上です」とお決まりのボケを噛ませて、会場を沸かせていた。
また、コンテンポラリーダンサーである森山が、宴のシーンで見せた踊りについて崔監督は「時代劇に宴があれば、踊りと歌がつきものだろうと、急きょお願いした」と裏話を披露。踊りが1日で作られたことを森山から聞いた松山は「すっげぇ」と、その才能に改めて驚いていた。
その森山は、この踊りが“忍”の字を表現したものであったことを明かし、その場で華麗に踊ってみせる。すると場内に「松山にも踊ってもらいたい」というボルテージが高まっていく。この雰囲気に松山も抗えなかったようで、当初、監督に勧められても「僕は手品でさえあんまり……」と固辞していたが、一転、“忍”ダンスへの挑戦を表明。坂口と森山と即席の「カムイダンサーズ」を結成し、監督から「今日だけだよ、これ見れるの」と希少価値をアピールされながら、意外にもノリノリで踊り、笑いと拍手を受けていた。
また、この日は監督から、トロント、バンクーバー、ロンドンに続き、ドバイ、ロッテルダムの映画祭でも『カムイ外伝』が上映されることが発表された。最後に、松山が「この映画は普遍的なものがテーマ。これから見ていただくみなさまには、劇場から出た後も、『カムイ外伝』が持つ魅力を、いつまでも胸の中に留めていただければ幸せです」と挨拶し、大きな拍手が起こっていた。
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