10月21日、第22回東京国際映画祭の特別招待作品『僕の初恋をキミに捧ぐ』が上映され、キャストの井上真央と岡田将生、新城毅彦監督が舞台挨拶を行った。
同作は、累計発行部数600万部超の同名人気コミックを映画化したラブストーリー。海外での注目度も高く、すでに6カ国、12社からオファーが寄せられ、配給が決まった国もあるという。映画祭への参加について監督は、「すごく光栄でうれしい。王道ラブストーリーですが、鎌倉の旧道や日本の伝統的な文化も入っているので、そういうところも(海外の方々に)見ていただければ」と語った。井上も、「初恋は誰でも経験するもの。純愛は世界共通なので、最後はみなさんに感動していただけると思う」と世界の人に見てもらえる期待を述べた。また岡田は、「(井上と岡田が演じる)繭と逞(たくま)の関係を、アメリカの方々にも共感してもらいたい」と、なぜか真っ赤になりながら話すと、場内からは「かわいい」という歓声と温かな笑みがわき上がっていた。
また、17日の映画祭開幕式で3人でグリーンカーペットを歩いた感想について聞かれ、井上は「車で向かっているとき、(監督と岡田の)2人が本当に緊張していたので、それが移ってしまって、歩く前、ドキドキしていたのですが、(岡田に)すごくステキなエスコートをしてもらったので」と笑顔を浮かべた。それを聞いた岡田も、「すごく緊張していたのですが、自分らしさが出せたかな(笑)」と満足げに語った。一方、監督は、「真央ちゃんと岡田君の人気がすごくて、2人のすごさを実感しました」と感心した様子で話していた。
映画については、「タイムリミットのあるラブストーリーですが、お互いに思いやること、前向きに生きるすばらしさを感じてもらえると思います」と監督。井上は、「悲しいシーンはあるのですが、希望を思い出し、前向きになれる」と映画をアピール。締めのメッセージを託された岡田は、「締めの大役を任せてもらいましたが、締め方がわからない」と苦笑いしながらも、「素直な気持ちで見てもらって、少しでも心の中に残ってもらえれば」と語り、この日の舞台挨拶を締めくくっていた。
『僕の初恋をキミに捧ぐ』は10月24日より全国公開される。
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