マヤ文明が予言する「2012年地球滅亡説」をモチーフに、地球に襲いかかる天変地異を描いたディザスター(災害)映画『2012』。この映画のキャスト・スタッフが来日し、11月17日に六本木ヒルズでジャパンプレミアに出席した。
レッドカーペットに姿を現したのは、監督のローランド・エメリッヒとプロデューサーのハラルド・クローサー。また、主人公を演じたジョン・キューザック、その元妻役のアマンダ・ピート、子役のリアム・ジェームズとモーガン・リリーもレッドカーペットを歩き、集まったファンに次々とサインするなど、愛くるしさを振りまいていた。
その後は、1人ひとりが順番に登壇。最初にエメリッヒ監督が「雨の中、お越しいただき本当にありがとうございます」と会場に向かって挨拶。続いて、脚本家でプロデューサーで作曲家でもあるハラルドのことを「映画作りは自分を助けてくれる人が必要。この人は僕にとってとても特別な人」と紹介すると、その言葉に感激したクローサーも、エメリッヒに対し「今の紹介、本当に心に響きました。ローランド、ありがとう」と謝意を述べていた。
また、この日は、「2012年12月21日に地球が滅亡する」という映画の内容にちなみ、滅亡するその日に、大切な人に読んでもらうためのメッセージカードを、タイムカプセルにしまうイベントも開催。みんなが大切な人に家族をあげる中、オバマ大統領に向けてのメッセージを記したのはアマンダ。オバマ大統領の任期終了の時期と滅亡の日が近いことから、「4年間ありがとうございました。もう少し長く(大統領で)いてください。我々はあなたが必要です」と話していた。ちなみに、『2012』に出てくる米国大統領役も、オバマ同様アフリカ系アメリカ人のダニー・グローヴァーが演じている。
なお、この日は、萩本欽一、神田うのらもイベントに駆けつけており、欽ちゃんはメッセージの代わりに「母と子の会話」というとっておきのネタを用意。「母ちゃん、ちょっと考えてよ。お弁当のおかず、毎日毎日、梅干しばっかりじゃないか」「でも、梅干しの位置は変えているけど」と披露すると、プロデューサーのハラルドらにウケ、欽ちゃんも「ウケてます、外国人に」と満更ではない様子だった。
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