巣ごもりでホームシアター人気も、半導体不足が影おとす…オーディオメーカー代表が「忍耐と理解に感謝」
#LINN#オーディオ#オーディオ・ビジュアル#ギラード・ティーフェンブルン#ホームシアター#ライフスタイル#リン#巣ごもり#映画好きの人と繋がりたい#音楽好きの人と繋がりたい#コロナ禍
オーディオ業界をリードするリーダーからメッセージ
コロナ禍による巣ごもりは、人々が家庭で映画や音楽などを楽しむホームエンターテインメント需要を掘り起こした。しかしコロナ禍は一方で、工場の操業停止等による半導体部品の供給不足や、流通の遅延や混乱を引き起こし、オーディオ機器やオーディオビジュアル機器の納期遅れをも招いている。
ハイエンドオーディオのクォリティで映画も音楽も! 最高峰のプレーヤー&アンプが15年ぶりに全面刷新
需要に見合った供給が行なえていないのは、国内のオーディオ/ホームシアター専業ブランドや、大手家電メーカーにとどまらず、少数精鋭の技術者が自社工場で一つひとつ生産するような世界的なハイエンドオーディオブランドも例外ではない。
そんな状況の中、満を持して4月に新しい最上位モデル、ネットワークプレーヤー&アンプKLIMAX DSMを発売したばかりのスコットランドのLINN(リン)が、代表のギラード・ティーフェンブルンのメッセージを発表した。
ギラードは、世界的なコロナ禍の中にあって、オーディオ業界は健闘しているとしながらも、「すべての原材料は不足し、シリコンチップは世界的に圧迫」されており、影響は「グローバルサプライチェーン全体に波及」していると現状を分析。製品が手元に届くのを待つユーザーに対し、「忍耐と理解に深く感謝いたします」と謝意を表した。
半導体工場の火災など受難続きのオーディオ業界、光明はいつ?
実はオーディオ業界は、基幹部品である集積回路(LSI)を製造する旭化成が220年10月に宮崎県延岡市の工場で起こした火災の影響も受けるなど、受難続きだ。LINN製品の主要モデルも旭化成のDAC(デジタルをアナログに変換するLSI)を使用していた。新しい最上位モデルKLIMAX DSMが採用するのはLINNオリジナルのDAC「Organik DAC Architecture」だが、いずれにせよ「納期が通常の状態に戻るまでには何ヵ月もかかるでしょう」と見通しを述べている。
家庭でのエンタメ需要がせっかく高まっている今、映画や音楽、イベントをもっと楽しめる製品がスムーズにユーザーの元に届くまで辛抱強く待ちたい。(文:fy7d)
[メッセージ全文]
親愛なる Linn ファミリーの皆様
世界はこれまで以上に不安定で不確実な状態となっていますが、Hi-Fi 業界は健闘しています。
ステイホームにより人々は多くの時間を家で過ごし、音楽や映画を楽しんでいます。新しいKLIMAX DSMはまさに望まれたベストなタイミングで登場し、プレス、ディストリビューター、リテイラー、ユーザー様より最高のレビューを獲得しています。この評価は一貫して、疑いなく驚異的なものです。
しかしながら、Linnも世界の変動の影響を免れるわけにはいきません。すべての原材料は不足し、シリコンチップは世界的に圧迫されています。Covid19は、グローバルサプライチェーン全体に波及効果をもたらしています。
残念ながらこのことは、お客様に対して製品のお届けにいつもより長い時間をいただいてしまうことを意味します。部品の確保・供給の継続性を確保するために多額の投資を行っていますが、納期が通常の状態に戻るまでには何ヶ月もかかるでしょう。
この不安定で不確実な時期の皆様の忍耐と理解に深く感謝いたします。
ギラード
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