累計420万部突破の松本光司の人気マンガを映画化したサバイバル・アクション『彼岸島』。そのプレミア試写会が1月5日に新宿バルト9で行われ、石黒英雄、渡辺大、水川あさみとキム・テギュン監督が舞台挨拶に登壇した。
絶海の孤島・彼岸島を舞台に、吸血鬼との壮絶なバトルを繰り広げる主人公を演じた石黒。「お正月は家でずっと寝正月していました」と挨拶し、まだ初詣にも行っていないと話していたが、共演者たちが初詣で映画のヒット祈願をしてきたと聞き、「僕も家でヒット祈願してましたよ」と付け加えていた。
一方、主人公の兄の頭脳明晰で勇敢な青年を演じた渡辺は「家族で初詣に行って、『彼岸島』のヒット祈願をしてきました、僕は!」と、映画を思う心を強調。撮影はかなり過酷だったそうで、劇中ではドロまみれになって山中を駆け回っているが、この日は清々しい羽織袴姿で登場。「最後の最後にこんなキレイな格好をさせていただいて、(撮影中に)あんな汚いポンチョを着ていたのが報われました」と嬉しそうに語った。また、「撮影中は監督やみんなと一緒にお風呂に入って、素っ裸で仁王立ちして大声で叫んだりしていたので、撮影をしていた八丈島の人たちには迷惑をかけちゃったかもしれないです」と詫びていた。
あでやかな晴れ着姿の水川は「昨日まで大阪の実家に帰っていて、おせち料理やお雑煮を食べすぎちゃいました」と照れ笑いを浮かべながらも、「着物を着ると背筋が伸びますね」。撮影中、監督に「かわいい、キレイ」と言われ続けたことに触れ、「はじめは嬉しかったんですけど、言われ過ぎると『本当かな』と疑問に思うときもありました」と、裏話を披露してくれた。
この日は年始めということもあり、それぞれの抱負を掛け軸にしたためた書き初めも披露された。
石黒の抱負は「闘志満々」で、緊張で大汗をかきながら「今年も昨年以上に闘志を燃やして、何事にも挑戦していきたい」と意欲を語った。また渡辺は「一人前」と書き、「毎年の目標なんですが、自分を磨いて早く一人前になりたいと思います」とコメント。水川の書は「干支のトラという字が入っているから選んだ」という「虎視眈々」。「獲物にニラミを利かせないまでも、チャンスを逃さず、マイペースに頑張っていきたい」と抱負を語っていた。
『彼岸島』は1月9日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。
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