絶海の孤島を舞台にしたサバイバルアクション映画『彼岸島』が1月9日に公開初日を迎え、新宿バルト9で、キャストの石黒英雄、渡辺大、水川あさみ、弓削智久、山本耕史が舞台挨拶を行った。
行方不明となった兄を捜して彼岸島にやってくる主人公・明を演じた石黒は、「島での撮影時は魚料理ばかりでしたが、一度、マクドナルドのハンバーガー80個くらいの差し入れがあったんです。でも、撮影を終えて行くと、すべてなくなっていたんです! 悲しい現実でしたね」と撮影時の様子を語っていた。
一方、ハンバーガーを食べたという渡辺は、「半田(昌也)くんがポケットというポケットに全部突っ込んでたからね〜」と、石黒の分まで食べてしまった「犯人」を明かしていた。劇中で渡辺が演じたのは、弟の明を助ける強く優しい兄。実生活では女優・杏の兄だが、明のように、妹が危機的状況になったら助けに行くかと聞かれ「喜んで差し上げます……というのは冗談で、妹ですから明と違ってサバイバル能力が低いので、助けてあげないとね」と、妹思いの一面をかいまみせていた。
そんな石黒と渡辺の敵を演じたのは山本。妖しい美しさをもつ吸血鬼役だが、「今までに経験のない役でしたので、素の自分では感じられないほどのワクワク感がありました」と演じた感想を述べ、「ただ、どのような目線でどう演じればいいか分からないところもあったのですが、水川さんとのベッドシーンがすべてを救ってくれました」とニッコリ。全身白塗りとなる役なので、「(メイクに)全裸だと2時間半くらいかかり、(撮影後)落とすのにさらに2時間くらいかかった」と、撮影の苦労についても語っていた。
また、紅一点の水川は「山本さんが美しすぎて、横に並びたくなかったですね。ベッドシーンでは、どっちが女かわからないくらいでしたから」と苦笑いしていた。
公開の翌日、1月10日は石黒のバースデーということで、この日はバースデーケーキも登場! 劇中に出てくる丸太にちなんだ「丸太ケーキ」で、ちょっと早めの21歳の誕生日をお祝いした。石黒は、「毎日、お家で1人なので、すごい嬉しいです!」と喜びながらも、「全部、1人で食べきれるかな」と、欲張りな心配をもらしていた。
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