大人気のテレビシリーズを映画化した『交渉人 THE MOVIE』の完成披露試写会が、1月11日夜、丸の内TOEI 1で行われ、主演の米倉涼子をはじめ、陣内孝則、筧利夫、高知東生、城田優、林丹丹、松田秀知監督が舞台挨拶を行った。
この日はそれぞれが全国各地で宣伝活動してきたそうで、米倉は「横浜に行かせていただき、商店街にたくさんのポスターを貼らせていただきました。皆様と触れあって、映画を見に来てもらえるよう約束もしてきました!」と、活動の報告をしていた。
ヒットへの期待も高いが、「(興収)30億円はいくんじゃないか」と自信ありげに語った陣内。だがその直後、「本当は80億円くらいいくんじゃないか」と上方修正していた。
一方、筧は、「機内での撮影中に、監督と米倉さんが撮影をめぐって対立してしまい、どちらも譲らないことがありました。なので、(筧の提案により)エキストラの方々の拍手の多さで決着をつけて、なんとか撮影したことがあります。それがどのシーンかを楽しみに見ていただきたい」と撮影秘話を披露。監督と主演女優の意見対立により、30分も撮影がストップしてしまったそうだが、結局どちらに軍配が上がったかを司会に聞かれると、「6:4で米倉さんが勝ったはず」とうろ覚え状態で回答。すると監督が「いや、6:4で僕でしょう」と訂正したが、米倉も負けじと、支持されたのが自分であることを主張。お互い笑顔ながらもプライドをかけた主張を繰り広げ、まるで撮影時を再現したかのような舌戦を展開してみせた。
その後の囲み取材で米倉は、「ハリウッド映画にも負けない出来映え。気合いを入れて作りました」と映画をアピール。気持ちとしては、シリーズの完結版のつもりだと話していたが、横から陣内が「興行成績次第では(次作に)つながりますよね」と商売っ気をのぞかせていた。
また、この日は共演者たちも困惑するほどに超ハイテンションだった筧は、「もし続編があったら、必ず米倉さんにキスします!」と宣言! 意外な発言に苦笑する米倉を尻目に、今度は陣内が「私は必ずセックスします!」と断言し、米倉をめぐるバトルを予感させていた。
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