『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』の公開からほぼ1ヵ月が経つ1月20日、TOHOシネマズ 日劇2で、大ヒット感謝祭舞台挨拶が行われ、上野樹里、玉木宏、武内英樹監督が登壇。ファンに感謝の気持ちを伝えた。
まずは、司会の軽部真一アナウンサーから、大ヒットを実感するかどうか聞かれた上野。「ランキングで、ずっと『のだめ』が2番。ずっと2位でいられるのは、リピートして見ていただけているのかな」と笑顔で回答。それを聞いた軽部アナウンサーは、「見事にずっと2位ですよね。『ワン(ワンピース)』とか『アー(アバター)』が1位で。『のだめ』は史上最強の2位映画なのでは」と言い足していた。
ちなみに上野は4回、玉木は3回見たそうだが、この日の観客のなかで最多の人は、なんと24回! 驚いた様子の玉木は「1日1回くらい見てるんですよね(笑)。いや、本当に嬉しいことです」と話してから、ふと「いくらになるんでしょうね」とファンの懐具合を心配すると、当人は「お金じゃないです!」と大きな声で答えていた。
またこの日は、観客の質問に3人が答える演出も。『のだめカンタービレ』シリーズを通して学んだことは何かと聞かれた上野は、次々と人生のハードルを越えていくのだめたちの姿からは学ぶことが多かったと話し「役者をやっていても、『がんばろう!』と思ったり、『あぁ、もうやめたい』と思ったりするときもある」と本音を交えながら回答。玉木は、コミックが原作の本作を、みんなで試行錯誤しながら一緒に作り上げていったことを明かし、「作品作りのベースを一緒に体感できたことは、今後の俳優人生に生きてくると思う」と、熱い口調で語っていた。
一方、監督は、「天然の女優さんの扱い方を学びました(笑)」。上野のことを天才と褒めた上で、「でも、ものすごい天然なので、取り扱い方を学び、勉強になりました」とコメント。上野に対し、「せっかく取り扱いを覚えたので、また(一緒に仕事を)やってください」とお願いしていた。
さらに8歳の男の子からは、「のだめカレーには何が入っているのですか」という質問も。上野は「イカスミです。食べられると言われたんですけど、匂いが……。気持ち悪かったです」と苦笑いしていた。
その後、映画にちなんだマングースだるまに玉木と上野が目入れをし、さらなるヒットを祈願した。
最後の挨拶では、「今日が公開初日だと思って、ここから1位になるように(笑)」と玉木。すると会場からは「打倒『アバター』!」の声も挙がっていた。一方、上野は、4月17日から公開される後編についてコメント。前編のDVDが発売される前に後編の公開が始まるため、「後編は、前編を見た人しかついていけないので、周りで見ていない人がいたら、ぜひ映画館に誘ってあげてください」とお願いしていた。
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