香川県を舞台にした今夏公開予定の『きな子〜見習い警察犬物語〜』。その試写会イベントが、3月28日に香川県のワーナー・マイカル・シネマズ高松で行われ、キャストの夏帆、寺脇康文、小林義則監督が出席した。
警察犬訓練士を目指す主人公が、ズッコケ見習い警察犬のきな子と共に成長していく姿を描いた感動作で、主人公・杏子を夏帆が、訓練所所長を寺脇が演じている。
舞台挨拶で夏帆は、「香川は初めてだったのですが、本当に温かい人たちばかりで、今回の撮影を通じて大好きになりました」とコメント。「個人的に食べることがすごく好きなのでですが、香川は美味しいものが多くて、うどんとかお魚とか、毎日楽しく撮影していました」と振り返った。
その後の囲み取材では、寺脇が「とにかくその土地に根付いた土の匂いのする人物という雰囲気を出したかったので、ひげ面で、メイクもせずに撮影していたら、後で監督に『寺脇さん、すごく汚かった』と言われました」と明かし、「NHK大河ドラマ『竜馬伝』の香川照之さんとどちらが汚いか……」と苦笑いしていた。
またこの日は香川県内にある金刀比羅宮でヒット祈願イベントも行われた。
劇中できな子に扮したラブラドール犬も一緒で、「きな子と再会して、撮影のときのことがよみがえってきました」と夏帆。撮影が終わった直後は離れるのが寂しかったそうで、「半年ぶりに会ってすごく嬉しかった」と話していたが、「きな子は、多分、覚えていなかったと思いますけど……」と寂しそうだった。
香川県の空気にすっかりなじんでいた夏帆だが、実際は東京の出身。けれど東京出身だと言うと皆に驚かれるそうで、寺脇が「心がきれいだからじゃないかな」と言うと、夏帆は「そういうことにしておいてください」と笑顔を浮かべていた。
映画については、「杏子ときな子の姿を見ると、諦めずに夢に向かって頑張ることが、人生にとってとても大切なことなんだと伝わってきます」と寺脇。夏帆も「本当にすてきな映画になったと自信をもっていますので、夏の公開を楽しみにしてください!」とアピールしていた。
『きな子〜見習い警察犬物語〜』は8月14日より全国公開。香川県内では、8月7日から先行公開される。
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