様々な悩みを抱えながら成長していく若者たちの姿を描いた、切なくも爽やかな青春音楽映画『ソラニン』。主演・宮崎あおいがライブシーンに初挑戦したことでも話題となっているこの作品が4月3日に公開初日を迎え、宮崎をはじめ、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一らキャストと三木孝浩監督、そして原作者のマンガ家・浅野いにおが新宿ピカデリーで舞台挨拶を行った。
この日は、ウラ話を交えながら登壇者同士の「グッときた瞬間」を披露。
まずは高良が、「ラストのライブシーンの宮崎さんにグッときた」と告白。高良自身は出番のない日だったが、宮崎のクランクアップの日だったのでコッソリ現場に出向き、劇中で恋人役だった宮崎の晴れ舞台を、撮影セットのバーカウンターの下に隠れて見守っていたと明かした。すると脇から近藤が「でも、(伊藤)歩ちゃんに見つかったんだよね」と暴露。宮崎も気づいていたそうで、実はバレバレだったようだが、宮崎は「アップの日に来てくれるのは嬉しいですね」と話し、そんな高良に「グッときた」と笑顔を浮かべていた。
また宮崎は、桐谷の「膝の笑い顔」にグッときたとも。ライブシーンの撮影後、興奮冷めやらぬ宮崎たちは、急きょ、ハイテンションな気分のまま居酒屋で打ち上げすることになったそうだが、そこで桐谷が「疲れたなぁ、オレ膝が笑ってガクガクや〜」と言いつつパンツの裾をめくり上げたところ、右膝に笑い顔が描いてあったのだとか。ご丁寧にも左膝には怒った顔が描いてあり、みんなで大笑いしたという。桐谷は「そこであおいちゃんの心をグッとつかんだ」と満面の笑み。ライブの撮影後、トイレで描いたそうで、「誰にも見つからないようにコッソリ描いていたかと思うと、ちょっと愛おしくなる」と近藤。宮崎も「嬉しいですよね」と話していた。ちなみにマジックで描いたので、桐谷は「なかなか消えなかったんです」と苦笑いしていた。
一方、人気バンド・サンボマスターのメンバーとして活躍する近藤は、本作で演技に初挑戦。「小デブ」の加藤役を味わい深く演じているが、撮影後にダイエットをしたそうで、すっかりスリムに。ぽっちゃり気味の監督は、「近藤くんが痩せちゃったので、ボクの方が加藤に近づいてきた」と苦笑い。実は撮影中は監督の方がスリムだったそうだが、「痩せた近藤くんを見て、ヤバイと思った」と監督。近藤に「健康第一です!」と突っ込まれていた。
映画については、「不安や迷いを抱えながら新生活を始める人もいると思うが、この映画から生きていく力を少しでももらってもらえたら嬉しい」と監督。宮崎は、「自分をキライだったり否定していたとしても、(この映画を見ることで)そんな自分を受け入れ、先に進むきっかけになってくれれば」と話していた。
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