ジョニー・デップ、役者人生を賭して描く日本大公害の実態!「この歴史は語り継がなければ」
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なぜジョニー・デップは役者人生を賭してまで臨んだのか?
ジョニー・デップ製作、主演の最新作『MINAMATA―ミナマタ―』が9月23日に公開される。このたび、待望の日本版ビジュアルが公開された。
・58歳ジョニー・デップが主演映画で扮する写真家に「そっくり! 」と話題
公開されたビジュアルは、「一枚の写真が世界を呼び覚ます」のコピーとともに、本作の舞台となる熊本県水俣の広大な空と海の下、ジョニー・デップ演じるウィリアム・ユージン・スミスがカメラを持ち、水俣の現状を世界に伝えるべく、鋭い眼差しで何かを捉えようとする姿が大写しになっている。
ポスター下部には、ジョニーを支えるキャストとして、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子といった豪華な面々が名を連ねており、ジョニーの気合いのほどがうかがえる。
ロバート・キャパ賞受賞のユージン・スミスの生き様
本作品は、熊本県水俣市のチッソ工場の廃水を原因とした日本四大公害病のひとつ水俣病を世界に知らしめた写真家、ウィリアム・ユージン・スミスの実話に基づく映画。
ジョニーは、長年の憧れであるユージンの遺作となった写真集「MINAMATA」を基に、「映画の持つ力をフルに活用して、この歴史は語り継がなければならない」と自ら製作、主演を努めて映画化した。監督はアンドリュー・レヴィタス、音楽は坂本龍一。
ウィリアム・ユージン・スミス(William Eugene Smith)は、1918年12月30日にアメリカ・カンザス州ウィチタ生まれ。世界的写真家集団「マグナム・フォト」の正会員で、太平洋戦争ではサイパン、沖縄、硫黄島で戦場カメラマンとして活躍。戦後は一般の人々の生活を捉え、「ライフ」誌で発表した「楽園へのあゆみ」、「カントリー・ドクター」、「スペインの村」、「助産師モード」といったフォト・エッセイで世界的評価を得た。
52歳で当時の妻アイリーンと水俣市に移住すると、その地に暮らしながら3年間にわたり水俣病の問題を取材。75年にアイリーンと連名で写真集「MINMATA」をアメリカで出版し、世界中で大反響を得た。翌年、ロバート・キャパ賞を受賞。77年末死去、享年59歳。写真集「MINAMATA」が遺作となった。
『MINAMATA―ミナマタ―』は、9月23日に公開される。
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