女性や子ども、労働者の権利向上に生涯を捧げた女性活動家の短くも激動の半生

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欧米で絶賛された『ミス・マルクス』9月4日公開！場面写真を解禁

19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの末娘で、女性や子どもたち、労働者の権利向上のため生涯を捧げ、43歳の若さでこの世を去った女性活動家エリノア・マルクスの、知られざる激動の半生を初めて映画化した『ミス・マルクス』の公開日が9月4日に決定し、合わせて場面写真が解禁された。

・不実な恋人と政治的信念の狭間で揺れる偉大なるマルクスの末娘、その激動の半生に心震える

監督・脚本を手掛けたのは、前作『Nico,1988』（17年）で発揮した音楽センスをもって、エリノアの生き様にパンクロックバンド、ダウンタウン・ボーイズの楽曲を重ねた大胆な演出で、ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞を受賞したイタリア出身のスザンナ・ニッキャレッリ監督。2020年ヴェネツィア国際映画祭でワールドプレミアを迎えた同作は、コンペティション部門でFEDIC賞、ベストサウンドトラックSTARS賞の2冠に輝き、21年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞11部門ノミネート、3冠受賞を果たしている。

解禁された場面写真では、日本版オリジナルポスターにも使用された踊るエリノアをはじめ、活動家として自信に満ちあふれた姿や孤独な感情をたたえた表情など様々なエリノアの姿が映し出されている。また、恋人エドワード・エイヴリングや仲間たちとのショットや父カール・マルクス、少女時代のエリノアやマルクス家一同を収めたショットなども公開された。

一斉に公開された新場面写真はコチラ！

孤独な生き様にパンクロックを重ねた大胆な演出

主人公エリノアを演じるのは『つぐない』（07年）、『未来を花束にして』（15年）のロモーラ・ガライ。同作の演技で「控えめながら、文句なしに人の心を打つ演技」（英・ガーディアン紙）、「強烈なパフォーマンス」（米・インディワイアー誌）など、世界的に絶賛を浴びた。エイヴリング役には『戦火の馬』（11年）、『クイーンズ・ギャンビット』（20年）で知られるパトリック・ケネディ、カール・マルクス役を『大いなる沈黙へグランド・シャルトルーズ修道院』（05年）のフィリップ・グレーニング監督が演じている。

社会主義とフェミニズムを結びつけ、時代を先駆けた女性として歴史を駆け抜けたエリノア・マルクス。その短くも激動の半生を、心揺さぶるパンクロックの響きに乗せて現代に甦らせている。

『ミス・マルクス』は、9月4日から全国で公開される。