『告白』会見で松たか子らが衝撃告白！監督は人間より犬の演技が良かったと告白

2010.05.20

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昨年の本屋大賞を受賞し、180万部突破のベストセラーを映画化した『告白』。5月19日に六本木のグランドハイアット東京でこの映画の完成披露記者会見が行われ、中島哲也監督、松たか子、岡田将生、木村佳乃、原作の湊かなえが出席。撮影秘話などを振り返った。

R15＋の衝撃作『告白』で松たか子、岡田将生らが舞台挨拶

主演・松たか子扮する中学校教師の衝撃告白で始まる本作。松は、「映画化すると聞いて中島監督は勇敢な人だと思ったので、その挑戦に参加しないというのはないだろうと後先考えずお返事しました」と話し、「お返事してから大変な役なんじゃないかと思った。遅いんですけど……（笑）」と自らの無謀さに苦笑していた。

これまで学生役の多かった岡田は、本作で初の教師役に挑戦しているが、「もともと原作は読んでいたので、お話をいただいたときには『あ、中学生の役だ！やりてぇな〜』と思って」と照れ笑い。「中島監督とやりたかったので、ぜひぜひという感じで。（キャストとして）選んでくれてよかったなと思います」と言い、監督に「ありがとうございます」と礼を述べていた。

この日は映画のタイトルにちなみ、それぞれの衝撃の告白をボードに書いて披露するコーナーも。松は、「湊さんが第1章を執筆中に鼻血を出されたと聞いたのですが、私も教室のシーンを撮っているときに鼻血を出してしまいました」と告白。一方、木村は、血糊にまつわる秘話を告白。劇中で血糊を浴びるシーンがある彼女のために監督が“特別ブレンド”を用意してくれたそうだが「ホントに落ちなくて。（血糊のシーンを撮影した日は）顔が半分、赤いままで帰ったんです（笑）。赤鬼みたいになってました」と明かしてくれた。また岡田は、「映画には関係ないんですけど」と前置きしてから、「僕は納豆を1日に1回食べるくらい好き」と告白。「家の冷蔵庫には絶対、納豆が入っていますね」と話していた。

ちなみに監督がボードに書いたのは“名犬”という文字。「人間の方々が素晴らしい演技をしてくれたのですが、思い返すと最もNGが少なかったのはムクという犬を演じた犬（笑）」と語ってから、その“演技力”を絶賛！「これからは人間ではなく、犬を撮り続けようかと思うくらいに素晴らしい出会いでした」と振り返っていた。

映画については「みなさんが見たことのない映画だと思います」と木村。監督は「見る人によって全然、感想が違う映画なので、お客さんのリアクションが楽しみです」と期待をふくらませていた。

『告白』は6月5日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開される。