ウッディにバズ・ライトイヤーといったオモチャたちが大活躍するディズニーの人気アニメシリーズ『トイ・ストーリー』。その11年ぶりの新作『トイ・ストーリー3』が7月10日に公開初日を迎え、日本語吹き替え版の声優をつとめた唐沢寿明と所ジョージが、TOHOシネマズ日劇3にて舞台挨拶を行った。
初日を迎えた感想を聞かれた所は「でも、これ、いい映画だから。みなさんいいですよね。いい映画だとわかって来てて、見て良くて、我々が出てきて。なんていう土曜日なんでしょう」と、独特の言い回しで挨拶。唐沢は「こういう終わり方だと思わなかった。所さんといつも話すけど、アンディが子どものままで、サザエさんみたいに、一生稼ぎ続けるんだろうなって(作品が)あるじゃない」と話し、本作の潔い終わり方を褒め称えていた。
また、自身が声を担当したウッディが、オモチャのリーダーであることについて聞かれると、「あんまりリーダーっぽくないけどね」とつぶやく唐沢。「どこか情けなくて弱いじゃない。走っていく後ろ姿とかも。かわいいよね、一生懸命走ってるんだけど」とウッディの走るマネをし、「でも結局、最終的にはバズみたいなのが格好いいところを全部さらっていっちゃう」と不満を漏らしていた。
すると、所が「(唐沢は)会うたびに『バズはいいないいな。横から出てきて主役みたいで』と話してる」と突っ込むと、唐沢は、後にあるウッディのパネルを振り返り、「だってこれだもん。子どもが一番欲しがらないキャラだもんね。俺、子どもだったら、絶対、こっち買うもん」とバズを指し、ぶっちゃけトーク全開に。
これに所も便乗。「こっち(ウッディ)は、後の紐をを引っ張るだけ。(フニャフニャの足を指し)この辺がだらしない、置いておくにもどうしようもない。(バズを指し)こっちは座っても良し、立っても良し、羽広げても良し」と、ウッディを散々こき下ろす。だが、そのあまりの言われように唐沢は、ウッディを不憫に思ったか「いいじゃないですか、別にそれはそれで」とちょいキレ気味で擁護していた。
また、最後にメッセージを求められた所は「まだ、見ていない方がいるわけじゃないですか(と唐沢に同意を求め)、残念ですね。ま、そのまま、残念なまま人生を終わるのもいいですけどね」とコメントし場内を爆笑の渦に。これに唐沢は「まだ初日ですよ。明日から見に来ればいいじゃないですか」とフォローしていた。
『トイ・ストーリー3』はTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開中。
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