世界的ベストセラー小説を映画化した『ミレニアム』の続編『ミレニアム2 火と戯れる女』『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』が9月11日から連続公開されるが、公開を目前に控えた9月1日にシネマート六本木でトークイベントが行われ、加護亜依が映画の見どころなどを語った。
背中にドラゴンのタトゥーを入れたパンクファッションの最強ヒロイン、リスベットの魅力が人気の要因だが、この日は加護も、リスベットを意識したパンクファッションに身を包んで登場。いつもとは違うハードなイメージで、笑顔も少なめ。新たな魅力を放っていた。
映画はスウェーデンを舞台にしたスウェーデン映画ながらも、110億円を超える世界興収を記録した大ヒット作。鬼才デヴィッド・フィンチャーによるハリウッドリメイクも決定するなど世界中の注目を集める話題作だ。北欧好きで「前世はスウェーデン人だと勝手に思ってます」と笑う加護も映画をすっかり気に入ったそうで、「(リスベットが)自分の身を削って突っ走る姿に勇気をもらえる。彼女の、前向きであきらめない強さを、ただただ格好いいと思います」と絶賛していた。
その後、ロビーで行われた囲み取材でこの日のファッションについて聞かれた加護。結構気に入っているようで、鋲付きの革のチョーカーを指しながら「トゲトゲしくて回りの人に近寄ってもらえない感じでいいんじゃないですか? “近寄らないでオーラ”を出している感じ(笑)」と話していた。
加護は、150cmの小柄なリスベットに「自分を重ね合わせて見てしまう」とも。「負けないという気持ちは自分にもあるので。そういう強さには共感できる」と続けると、レポーターがすかさず「いろいろありましたからね」。加護は「ハイ」と苦笑いしていた。
最近はジャズのコンサートなども行っているという加護。「ジャズが自分のなかでピッタリはまった感じ。(ジャズを歌うと)シンデレラが舞踏会に行くような気持ちになれるので、楽しんでやっています」とその魅力を語り、「9月11日にはニューヨークでジャズライブをしてきます」とPRしていた。
また、8月21日に亡くなった芸能レポーター梨元勝との思い出について聞かれると、「(喫煙・不倫スキャンダルによる謹慎から)復帰したときから味方でいてくれた人。よくご飯に連れて行ってくださったのですが、たばこも吸わずお酒も飲まない健康に気をつけている方だったので(亡くなったことが)いまだに信じられない。本当に優しい方で、天国に行っても見守っていてほしい」と語り、「人間として一番尊敬する、人の悪口を言わない人で、芸能界についていろいろなことを教えてくれた」と、その人となりを振り返った。
映画については「リスベットの強さのなかに孤独が見えて、彼女を見守っていきたくなる。そんな彼女が1人で戦っていく姿がすごく格好いいと思いました。1人でも多くの人に、この映画のことを知ってもらいたい」とアピールしていた。
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