香里奈が6年ぶりに主演をつとめた映画『ラブコメ』の完成報告会見が9月14日にKDDIデザイニングスタジオ(渋谷区神宮前)で開かれ、香里奈、北乃きい、田中圭、渡部篤郎、平川雄一朗監督が登壇。作品について語った。
[動画]『ラブコメ 』 完成報告会見/香里奈、北乃きい、田中圭、渡部篤郎ほか
本作はKDDIが初めて製作した映像作品。劇場公開作『ラブコメ』を軸に、携帯で見られる配信ドラマ『Sweet 9 Flowords 愛しい9の花言葉』と連動して展開するという新しい試みが行われている。映画では香里奈と田中のラブストーリー、携帯ドラマでは北乃と渡部のラブストーリーと、同じ次元で起こっている物語が、それぞれ別の視点で描かれていく。両方を見ることで、物語がより立体的に見えてくるという仕組みだ。
演じた役にちなんで、自分のなかに男勝りのチャキチャキした部分はあるかと尋ねられた香里奈は「自分ではわからないが、共感する部分もたくさんあった」と語る。一方、花屋のバイトとキャバ嬢という2つの顔をもつ役を演じた北乃は、「今まで演じた役のなかでずば抜けて明るくて、お調子者の役。朝イチからテンションを上げていくのが結構難しかった」と振り返っていた。
また、香里奈扮する真紀恵が初恋相手で、彼女のことをずっと思い続けている草食男子を演じた田中は、香里奈とのデートシーンについて聞かれ「楽しかったですね。もちろん撮影なんですけど、僕的には『今日はデートの日だ』という気分だったので」とデートを存分に楽しんだ様子。香里奈も「花火大会とか、普段、あんまり行けないような場所に行ったり。そういうことって大人になってからないので、単純に楽しく新鮮な気持ちになりました」と答えていた。
今回、コミカルでクセのある役を演じた渡部は「(演じるのが)大変でした。さっき、北乃さんが仰っていましたが、私の役も空気が読めない人なので、どうしたらいいんだろう、と。そんなに空気が読めない人ではないので、私は(笑)」と話すと、隣の北乃に向かって「ね、結構2人で朝から」と共に苦労したことを確認。これに北乃が「渡部さんがいらっしゃるとすごく入りやすくて」と応じる。すると渡部は現場で「北乃さんに『一生懸命ですね』って言われました」と言われたことを明かし、報道陣からはクスクス笑いが漏れていた。
また、司会から「北乃さんはテンション上げるために音楽を聴いていたそうですが、渡部さんはどうやってテンションを上げていたんですか」と聞かれた渡部は「何もやらないですよ(北乃より俳優業を)少し長くやってるんで」と苦笑い。さらに、「でも本当に北乃さんに引っ張ってもらって」と話し、北乃を恐縮させていた。
映画『ラブコメ』は9月25日より新宿バルト9ほかにて全国公開。『ラブコメ』プロローグドラマ『Sweet 9 Flowords 愛しい9の花言葉』はLISMO Channelにて配信中。
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