人命救助に力を尽くす海上保安官の活躍を描いた海洋エンターテインメント『海猿』シリーズ。その完結編となる『THE LAST MESSAGE 海猿』が9月18日に公開初日を迎え、主演の伊藤英明をはじめ、加藤あい、佐藤隆太、加藤雅也、吹石一恵、三浦翔平、濱田岳、時任三郎と羽住英一郎監督がTOHOシネマズ 日劇1で舞台挨拶を行った。
昨夜は緊張で眠れなかったという伊藤は、この日も緊張気味で「やっと初日を迎えることができました。こんなに緊張するのは初めてです」と挨拶。足かけ7年に渡った本シリーズで主人公・仙崎大輔を演じ続けてきた伊藤は「仙崎と一緒に成長できた気がします」と感慨深げに語っていた。
シリーズ当初から伊藤の相手役を演じている加藤は、ツイッターの応援メッセージを呼んで感動し、登壇前からすでに涙、涙だったと告白。「撮影で1年分くらい泣いたんじゃないかと思っていましたが、まだまだ泣けてしまいそう」と、とどまるところを知らぬ感動を口にした。
今回、佐藤に代わり主人公の相棒を演じたのは三浦。若手潜水士を演じたが、今まで潜水の経験はなく、かなりハードな訓練を積んだという。最後の仕上げを広島県の呉(くれ)にある実際の海上保安庁訓練所で行ったが「それがすごく辛くて」と三浦。「俳優としてではなく1人の訓練生として練習させていただき、沈んでも助けてもらえず(笑)、リアルに死にかけました」と振り返っていた。
一方、撮影の合間を伊藤の膝の上で過ごしたと話し出したのは小柄な濱田。「撮影の合間は、みなさんイスを用意してもらうのですが、僕だけ英さんの膝の上にのって、移動も英さんのお姫様だっこで」と話すと場内は大爆笑。伊藤は「岳クン、かわいいじゃないですか」と撮影中はマスコットのようにかわいがっていたことを明かし、この日も濱田を軽々と抱き上げて見せ「たまに、おんぶも(笑)」。さらに伊藤は、妻役の加藤を抱き上げる必要が出たときの練習だったとも説明していた。
また、時任は、災害現場を事故対策本部から見守る役を演じているが、伊藤によると、裸になるシーンもないのに体を鍛えていたという。これについては、「今年は2回ギックリ腰をやっていて、(腰を)鍛える必要があった」と時任。司会が「いつでも出動できるようにではなく?」と尋ねると、「いえ、腰痛のためです(笑)」と断言していた。
最後の挨拶で伊藤は「最後まで突っ走っていきたいと思いますので、みなさんもぜひ映画を盛り上げてください」と呼びかけ、「チェックイン!」という主人公の決めセリフで舞台挨拶を締めくくり場内を沸かせていた。またこの日、登壇者たちは首都圏の劇場10カ所を回り計6,167名への舞台挨拶を敢行、さらなる応援をアピールした。
『THE LAST MESSAGE 海猿』は3D版と2D版の2種類をTOHOシネマズ 日劇ほかにて公開中。
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