伝説の勇者になることを夢見る若きフクロウたちの冒険を描いた3Dアニメ『ガフールの伝説』。そのチャリティーイベント試写会が9月22日に明治安田生命ホールで行われ、主人公の声を担当した市原隼人が登壇した。
『ガフールの伝説』作品紹介
[動画]『ガフールの伝説』予告編
試写会に設置されていた募金箱を手にした市原が登場すると、場内は大きな歓声に包まれ興奮状態。「イッチー!」という声援が飛び交うなか、市原は日本野鳥の会のスタッフに募金箱を贈呈。募金はシマフクロウを救うために使われるという。
続いて、今度は日本野鳥の会からの感謝状を贈られた市原。「昔からフクロウは幸せを呼ぶ鳥と言われてきました。みなさんからいただいた募金が、(フクロウのための)良い森を作る助けになれば嬉しい」とコメントした。
本格的に声優に挑戦したのはこれが初めてという市原は、声だけですべてを表現する声優のすごさを実感したそうで、「普段以上にイメージをふくらませて演じた」とアフレコを振り返った。
また、青春を象徴するような熱い演技を求められることが多い市原だが、「今回は優しさのなかに力強さを表現しなければならなかったので、そこに一番気をつけて演じました」。どのへんで苦労したのか聞かれると、「苦労という言葉はあまり好きではないのですが」と前置きしてから、「全部楽しめました」と笑顔を浮かべた。アフレコ中は自然と体が動いて感情が高まり、涙が出てきたとも明かし、「この経験が、これからの芝居にも生きると思います」と熱っぽく語っていた。
市原が演じたのはメンフクロウの少年ソーレン。そのキャラクターについて市原は「ソーレンは家族思いで友だち思いな、温かさと強さを持っている少年」と説明し、「相手のいいところも悪いところも認めた上で正義を信じることの大切さを、ソーレンに教えてもらった。もし僕に子どもができたらぜひ見せたいピュアな映画」と素晴らしさをアピールしていた。
『ガフールの伝説』は10月1日より丸の内ルーブルほかにて全国公開される。
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