島田陽子が島田陽子を演じた『島田陽子に逢いたい』が10月16日より公開となり、テアトル新宿で初日舞台挨拶が行われた。
[動画]『島田陽子に逢いたい』予告編
『島田陽子に逢いたい』作品紹介
『島田陽子に逢いたい』は、愛とエロスをテーマに、ロマンティックで刺激的な6作品を連続上映するLove&Eros CINEMA COLLECTIONのなかの1本で、映画の撮影現場から逃げ出した女優・島田陽子の愛の行方を描いた作品。
この日は主演の島田をはじめ、加賀美早紀、淳平、成田裕介、山内としお、鈴木智絵、いまおかしんじ監督が登壇した。
撮影期間は1週間ほどで、かなりハードだったという。「こんなに短い撮影期間の仕事は初めて」と言う島田は、当初は完成にこぎ着けられるか不安だったそうだが、スタッフの抜群のチームワークで順調に撮影が進んだと語っていた。
タイトルについて「恥ずかしい」と照れていた島田。最近、女優としての迷いを感じていたそうで、「この映画で、もう一度、女優として頑張ろうという気持ちを見付けたいと思っていたのですが、一生懸命探して見つかり、頑張ろうという気持ちになりました」と今後の意気込みについてもコメントした。
島田の相手役を演じている甲本雅裕は、この日は出演作の撮影のために欠席。メッセージが読み上げられたが、「カルピスの原液のような濃い数日間、お疲れ様でした」と島田を慰労していた。
その甲本の娘役を演じたのは加賀美。司会の生島ヒロシからゆったりとしたしゃべり方だと指摘されると、「緊張すると、眠くなっちゃうんです」と告白。すると島田も「最初の出会いで、彼女、寝てたんです」と暴露。「ホント、ごめんなさい!」と謝る加賀美のことを、島田は「ものすごく面白い人。宇宙人だと思いました」と話し、笑顔を浮かべていた。
一方、本作でスクリーンデビューしたという鈴木は、「島田さんはすごくステキ。ステキな女優さんは普段からステキなんだな、見習わなきゃと思いました」と島田を絶賛。すると島田も「鈴木さんは、すっかり惚れてしまうタイプの女性」とべた褒め。互いに魅力を感じ合っている2人を見て生島が、「(レズビアンの恋愛を赤裸々に描いたアメリカのドラマ)『Lの世界』のようだと言うと、島田は「あぶないかもしれません」と意味深な発言。生島が監督に、次回はレズビアンをテーマにした官能映画を提案すると、鈴木は「ぜひよろしくお願いします!」とプッシュしていた。
最後に島田が、見どころなどについてコメント。「私が私を演じていて、最初はややこしい話ではないかと思ったのですが、見てみると意外と分かりやすかった。小さくてかわいらしい、胸が熱くなるような映画」とアピールしていた。
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