江戸時代を舞台に身分違いの恋を描いた『雷桜』が10月22日より公開となり、主演の岡田将生と蒼井優、廣木隆一監督がTOHOシネマズ スカラ座で初日舞台挨拶を行った。
スターを前におのぼりさん状態!? 岡田将生と蒼井優が釜山映画祭に参加
10月上旬に開催されていた釜山国際映画祭でも公式上映された本作。3人も釜山を訪れ舞台挨拶をしたが、海外映画祭初参加の岡田は「ファンの方々の熱気がすごくて圧倒されちゃったのですが、とても楽しかったので、ぜひまた(海外の映画祭に)行きたい」と、すっかり魅了された様子だった。
また映画のストーリーにちなみ、司会から愛のために全てを捨てることができるかと聞かれた岡田は、しばらく考えてから「できないかな〜」と弱気な発言。役を演じているときは「できる」と思ったと明かす岡田に、司会が「現実では打算的な部分も出てしまう?」と尋ねると、岡田の代わりに廣木監督が「将生は(愛のために全てを)捨てられると思う」と断言。これに感化されたのか、岡田は急に「絶対できますね。岡田将生はガツンと行きます!」と言い切っていた。
一方、蒼井は「この作品を見終わった直後は『行ける!』と思ってたはずなんですけど。改めて聞かれると『アレ?』って気がします」と迷いを告白。廣木監督は「僕は捨てますよ」とキッパリ言いつつも「誰も来てくれないと思いますけど……」とトーンダウンしていた。
この日は主題歌を歌う舞花も駆けつけ、主題歌「心」を熱唱。蒼井が「本当に感動します。泣きそうになります」と絶賛すると、舞花は「その言葉に感動してしまいます」と照れたような笑顔を浮かべた。
最後の挨拶では、「やっと、本当に公開されるんだという実感が、今、急にわいてきて」と語った蒼井。話しながら様々な思いがこみ上げてきたようで、瞳を潤ませながら「一点の曇りもなく一生懸命作った作品です。大事に育ててきた子どもなので、どうかよろしくお願いします」と客席に語りかけた。
『雷桜』はTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国公開中。
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