夫が経営する雨傘工場を突如切り盛りすることになったブルジョワ妻の姿を描いた、涙あり笑いありの人生賛歌『しあわせの雨傘』。この作品が第23回東京国際映画祭で10月24日に公式上映され、主演のカトリーヌ・ドヌーヴが舞台挨拶を行った。フランスが誇る大女優の登場ということで大勢の報道陣が取材に訪れ、劇場は熱気に包まれていた。
第23回東京国際映画祭開幕! ドヌーヴもグリーンカーペットに登場
元々はフランソワ・オゾン監督と2人で登壇する予定だったが、残念なことにオゾン監督の来日は叶わず。『8人の女たち』以来8年ぶりに組んだ監督との仕事についてドヌーヴは、お互いを知っているのでコメディを楽しく作ることができたと語っていた。
朝のジョギングが日課のブルジョワ妻を演じたドヌーヴ。劇中ではそのエレガントなイメージとは大きくかけ離れた赤のジャージ姿を披露しているが、「普段の私を知る人は驚かない」と微笑む。頭にヘアカーラーをつけたまま屋外を走るシーンもあり、「洗練されていない様子を表現するためにアイデアを出しました」と、彼女の提案によるものだと明かしていた。
この日は真矢みきも登場し、一昨日の22日が誕生日だったドヌーヴに花束を贈呈。フランス語でお祝いも述べていた。大スターを前に少々緊張気味の真矢。映画については、いつの時代も変わらない愛が描かれていると絶賛し、「今日からは、傘を差すときに(ドヌーヴ扮する)スザンヌの愛の深さを感じることになると思います」と話していた。
また、内容にちなみ、司会からポジティブになるコツを聞かれたドヌーヴは、「こうして観客のみなさんにお会いできること」とニッコリ。今年はなんと2度目の来日で、これまでに何度も来日しているドヌーヴは、「日本は大好きで何度も来ているけれど、いつも滞在期間が短いのが残念」とコメント。今回もかなり短いそうで、「次回はオフの日もとれるようにして、行ったことのない場所にも行ってみたい」とささやかな願いを口にした。
フォトセッション時には大勢の取材陣が一斉にフラッシュをたき、ベストショットをカメラに収めようとしていたが、フラッシュがまぶしいのかドヌーヴが撮影の途中で帰ろうとするする一幕も。スタッフらに引き留められ渋々といった様子で撮影を続行したものの、あまり笑顔は見せてくれず短時間で切り上げ、会場を後にしていた。
『幸せの雨傘』は2011年1月にTOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次公開される。
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