村上春樹のベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』が12月11日に公開となり、主演の松山ケンイチをはじめ、菊地凛子、水原希子、玉山鉄二、トラン・アン・ユン監督がTOHOシネマズ スカラ座で初日舞台挨拶を行った。
気合い十分過ぎる玉山鉄二に松山ケンイチ、菊地凛子がバカ受け!
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原作者の村上からも演技を褒められたという松山は、観客たちに礼を述べてから「この日が来るのをすごく楽しみにしていました。みなさんが色々な表情をしているのは、この映画から色々なことを感じていただけたんだと思い、ホッとしています」と挨拶。上映後の観客の満足そうな表情を見て安心した様子だった。
日本を皮切りに、すでに世界50カ国での公開が決まっている本作。「原作を読み、日本を舞台に日本人の役者で撮りたいと思った」と、日本への思いを口にしたトラン監督は「今日、(最初の)公開を日本で迎えられたことは、他の国で公開される以上に感慨深い。この日は私にとって、最も大切な日になると思います」とコメント。さらに「日本での反応が外国にも伝わっていくと思います」と、日本での評判が成功の鍵を握っていると示唆すると、客席からはそれに応えるような拍手が起こっていた。
一方、菊地は「終わった後の余韻を大事にしたいと思う作品」と語り、「すごく力強く、文学的な素晴らしい映画だと思うので。みなさまの力でどんどん盛り上げていただければ」と応援を呼びかけていた。
本作で映画デビューし、初演技を披露している水原は、初の初日舞台挨拶に「本当にドキドキしています」と緊張気味。撮影中は毎日大変なことばかりだったそうだが、松山がアイスを買いに連れて行ってくれた思い出が印象深いと話すも、「でも、(松山さんは)覚えていないんですよ」と残念そう。松山は「覚えてますよ!」と言いつつも「何のアイスを買ったんだっけ?」とやはり覚えていない様子。和気あいあいとした2人の様子を見て司会が松山に、水原は妹みたいな存在かと聞くと「ほっとけないキャラクターですよね。凛子さんもそうなんですけど、2人ともほっとけないんです」と、主人公ワタナベのようなコメントをしていた。
また、好きなシーンを聞かれた玉山は「ワタナベと直子の5分くらいのワンカット。見たときは度胆を抜かれたというか、悶絶したというか(笑)。自分が演じていたらどうするだろうと考えると興味深いシーンで、感慨深かったですね」と語った。
最後は松山がみんなを代表して挨拶。まずは本作のテーマである愛について、時間が経ち、愛が深まると愛し方も変わっていくものだと自論を述べてから、「この映画も、みなさんの見方によってどんどん深くなるし、新しいものを与えてくれる作品だと思いますので、長く付き合っていただきたい。そして、自分のものにしてもらいたい」と映画に託した思いを吐露。また、「完璧な作品」と自負している本作が大ヒットするであろうことを確信している様子で「自信をもってお届けします」とアピールしていた。
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