公園で写真を撮り続けている大学生が、ある女性の撮影を依頼されたことから、自分自身とそばにいる女性たちに向き合っていく姿を描いた『東京公園』。この映画が6月18日に公開となり、新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶に三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥と、青山真治監督が登壇した。
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完成作を見たときの感想を聞かれた三浦は「お姉さん(小西)とのキスシーンが本当に長くて、こんなに長くて大丈夫なんだろうかと思った」とコメント。「自分のキスシーンを見るのは冷や汗をかく」と続けると、「みなさんもそうだと思いますよ、自分のキスシーンを大画面で見ると、本当に冷や汗をかきます」とキッパリ! 観客を笑わせていた。
一方、完成作を震災直後に見たという小西は「そのせいもあるかも知れませんが、見た後に母に電話をかけ、『お母さん大好きだよ』とちょっと照れくさいことを言ってしまった。(この映画は)そんなことを言わせてしまうような温かい作品」と振り返り、映画の魅力をアピールしていた。
本作は「真っ直ぐ見つめる」というのが1つのテーマになっている。それに絡めて真っ直ぐ見つめたいと思っているものを尋ねられた青山監督は「現場で俳優さんを真っ直ぐ見ていることが大好きなんだなと改めて思った」と監督らしい話をすると、「家ではネコを真っ直ぐ見ている」と明かし、笑いを誘っていた。
同じ質問に三浦は「ずっと目を背けてきたものがあって、それはカマキリ。今度、真っ直ぐ見つめて、仲直りできればいいかな」とコメント。続いて同じ質問をされた榮倉は「すっごい喋りにくい……」とポツリ。三浦が「ごめんこめん。普通でいいんです」とフォローすると、榮倉は「バッタとかって言わなくて大丈夫?」と聞き返していた。
また、実生活ではもうすぐ2歳になる娘がいるという井川は「娘が私のことを真っ直ぐに見ているんだなと感じたことが最近あった」と告白。それは娘と一緒にスーパーマーケットに立ち寄ったときのことで、ワイン売り場の前を通ったら、娘から「ママ!」と言われたと苦笑い。どうやら井川はしょっちゅう、そこでワインを購入しているようで、「本当にいつも真っ直ぐ見られているんだなって思った」と話していた。
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